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東京芸術劇場×明洞芸術劇場 国際共同制作

「半神」

「半神」

アートディレクション 吉田ユニ

野田秀樹作品の中でも人気を誇る「半神」を、オール韓国人キャストで東京・ソウル両都市で上演!

1986年の初演以来、高い評価と人気を誇り再演が繰り返された「半神」を韓国人キャスト・野田秀樹自身の演出で上演!

1986年、少女漫画界の大御所・萩尾望都の短編漫画「半神」をもとに、萩尾氏と野田秀樹が共同で戯曲化し、高い評価と人気を得た、「劇団夢の遊眠社」時代の代表作がこの秋、15年ぶりに東京芸術劇場・明洞芸術劇場(韓国・ソウル)で、国際交流基金の共催のもと、上演されます。
初演以来、1988年、90年、99年と再演を重ね、90年夏には、エディンバラ国際演劇祭にも参加。国際的に通じる野田ワールドの普遍性を示した作品です。
昨年「THE BEE」English Versionが正式招待された韓国の国立劇場の一つ、明洞芸術劇場からの熱いラブコールに応え、野田にとって、「赤鬼」以来9年ぶりとなる韓国との共同制作により、「半神」が蘇ります。
出演者はすべてオーディションで選ばれた韓国人俳優。そして、日本からは野田をはじめ、野田作品に欠かせないデザイナー達が参加し、日韓の共同作業により、「半神」に新たなバージョンが生まれます。

※韓国語上演・日本語イヤホンガイド付
(日本語字幕付上演を予定しておりましたが、日本語イヤホンガイド付上演に変更となりました。あらかじめご了承ください。7月8日付)

 

<ものがたり>
醜いが高い知能を持つ姉シュラと、美しいが頭の弱い妹マリア。二人は、体がくっついたまま生まれてきた双子だった。
シュラはいつもやむなくマリアの面倒をみて暮らしていたが、他人から愛されるのはいつでもマリアの方であった。そんな二人が十歳を前に、死に瀕する病いにかかる。
助かる方法は、ただ一つしかなかった。それは…


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インターネットの時代は、「自分」の時代である。みな、自分にばかり向き合い、世界からの情報も、自分好みにデザインされる。それは「自分」にとっては、最も生きやすい時代であるけれど、同時に「他者」と生きることが、どんどん難しくなっているということでもある。演劇は、そんな時代にあって、とてもアナログであり、「他者」との関係でしか成立しない芸術である。時代遅れであるといえる。だが、残念ながら、どんなに新しい技術が生まれ出ようとも、「人生」はアナログである。
この「半神」という、双子の物語が誕生してから三十年近くなるけれども、いまだ、普遍性を持っていると、私が信じられるのは、まさに「人生がアナログ」であるからだ。つまり、「他者」との関係でしか成立しない「生きる」姿がこの作品にあるからだ。
韓国の劇場で芝居を作るのは、三度目である。私のパスポートには、たくさんのハングル文字のスタンプが押されている。私は、この地で、たくさんの新しい「他者」と出会い、そして「生きて」、作品を生み出す幸運に恵まれた。幸せ者だと思う。この2014年の夏、私はまた、ここで「生きる」。そして「創る」。アナログ的に。

ソウルにて 野田秀樹

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日程
2014年10月24日 (金) ~2014年10月31日 (金)
ステージ数
8
会場
プレイハウス
作・演出

原作・脚本:萩尾望都 脚本・演出:野田秀樹

出演

チュ・イニョン チョン・ソンミン オ・ヨン イ・ヒョンフン イ・ジュヨン
パク・ユニ イ・スミ ヤン・ドンタク キム・ジョンホ キム・ビョンチョル
ソ・ジュヒ チョン・ホンソプ



※やむを得ない理由により、出演者等変更の可能性がございます。予めご了承ください。

プロフィール
<萩尾望都(原作・脚本)>

漫画家。1949年、福岡県出身。1969年、「ルルとミミ」でデビュー。75年、「ポーの一族」と「11人いる!」で第21回小学館漫画賞を受賞。86年 「11人いる!」が劇場版アニメ化、野田秀樹と共同で脚本を書いた「半神」が舞台化、96年に「イグアナの娘」が菅野美穂主演でTVドラマ化されるなど、多くの作品が他メディア展開されている。80年「スター・レッド」、83年「銀の三角」、85年「X+Y」で星雲賞コミック部門を3度受賞。97年「残酷な神が支配する」で第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、2006年「バルバラ異界」で第27回日本SF大賞、12年に紫綬褒章受賞と、受賞歴も枚挙に暇がない。

<野田秀樹(脚本・演出)>

劇作家、演出家、役者。1955年、長崎県出身。大学在学中に劇団夢の遊眠社結成。一大ブームを巻き起こし、92年に解散。ロンドン留学を経て93年、NODA・MAPを設立。「キル」「パンドラの鐘」「オイル」「THE BEE」「THE DIVER」「ザ・キャラクター」「MIWA」などの話題作を発表。国内のみならず海外でも精力的な活動を展開。09年、東京芸術劇場の芸術監督に就任。14年は本作で、「赤鬼」以来9年ぶりとなる韓国との国際共同制作に取り組むほか、5月~6月には「THE BEE」English Versionの欧州ツアー、15年3月には「エッグ」がパリ国立シャイヨー劇場に正式招待されることが決定し、近年でも特に国際的な活動に力を入れる1年となっている。

インフォメーション

日程

2014年10月24日 (金) ~2014年10月31日 (金)

ステージ数

8

会場

プレイハウス

作・演出

原作・脚本:萩尾望都 脚本・演出:野田秀樹

出演

チュ・イニョン チョン・ソンミン オ・ヨン イ・ヒョンフン イ・ジュヨン
パク・ユニ イ・スミ ヤン・ドンタク キム・ジョンホ キム・ビョンチョル
ソ・ジュヒ チョン・ホンソプ



※やむを得ない理由により、出演者等変更の可能性がございます。予めご了承ください。

プロフィール

<萩尾望都(原作・脚本)>

漫画家。1949年、福岡県出身。1969年、「ルルとミミ」でデビュー。75年、「ポーの一族」と「11人いる!」で第21回小学館漫画賞を受賞。86年 「11人いる!」が劇場版アニメ化、野田秀樹と共同で脚本を書いた「半神」が舞台化、96年に「イグアナの娘」が菅野美穂主演でTVドラマ化されるなど、多くの作品が他メディア展開されている。80年「スター・レッド」、83年「銀の三角」、85年「X+Y」で星雲賞コミック部門を3度受賞。97年「残酷な神が支配する」で第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、2006年「バルバラ異界」で第27回日本SF大賞、12年に紫綬褒章受賞と、受賞歴も枚挙に暇がない。

<野田秀樹(脚本・演出)>

劇作家、演出家、役者。1955年、長崎県出身。大学在学中に劇団夢の遊眠社結成。一大ブームを巻き起こし、92年に解散。ロンドン留学を経て93年、NODA・MAPを設立。「キル」「パンドラの鐘」「オイル」「THE BEE」「THE DIVER」「ザ・キャラクター」「MIWA」などの話題作を発表。国内のみならず海外でも精力的な活動を展開。09年、東京芸術劇場の芸術監督に就任。14年は本作で、「赤鬼」以来9年ぶりとなる韓国との国際共同制作に取り組むほか、5月~6月には「THE BEE」English Versionの欧州ツアー、15年3月には「エッグ」がパリ国立シャイヨー劇場に正式招待されることが決定し、近年でも特に国際的な活動に力を入れる1年となっている。

東京公演

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)

共催:明洞芸術劇場、独立行政法人国際交流基金(東アジア共同制作シリーズ vol.1)

韓国公演

主催:明洞芸術劇場

共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、独立行政法人国際交流基金(東アジア共同制作シリーズ vol.1)

企画協力:NODA・MAP、株式会社小学館
オフィシャル・エアライン:ANA

*本公演は東京文化発信プロジェクト事業です

東京文化発信プロジェクト

【東京文化発信プロジェクトとは】東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が、芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施している事業です。多くの人々が文化に主体的に関わる環境を整えるとともに、フェスティバルをはじめ多彩なプログラムを通じて、新たな東京文化を創造し、世界に発信していきます。http://www.bh-project.jp

チラシ

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〔pdf:1.08MB〕

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