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日本演出者協会×東京芸術劇場 共催

英国オールド・ヴィック劇場 エデュケーション部門ディレクターによる ―社会の課題に向き合う演劇ワークショップ―

英国オールド・ヴィック劇場 エデュケーション部門ディレクターによる ―社会の課題に向き合う演劇ワークショップ―

ナショナル・シアターに次いで英国を代表する公共劇場、オールド・ヴィック劇場とヤング・ヴィック劇場では、クオリティの高い演劇作品を提供するだけでなく、エデュケーション事業を通して社会の課題に向き合っています。学校との創作活動のほかに、地域の移民や難民、ニートの青少年、学習障害やメンタルケアが必要な人などに対応したプログラムも展開し、その効果が社会的評価を受けています。今回のセミナーでは各劇場が実施している様々なエデュケーション・プログラムを、実践・レクチャーを交えて紹介します。ファシリーテーターとしてのトレーニングやプログラムデザインを学ぶとともに、今後の演劇のありかたを考える機会となるでしょう。ぜひご参加下さい。

日程
2016年11月21日 (月) ~11月27日 (日) ※24日(木)はお休み
会場
シンフォニースペース、リハーサルルームL(27日のみ)
講師
シャロン・カノリック Sharon Kanolik
シャロン・カノリック

オールド・ヴィック劇場エデュケーション&コミュニティ部門代表、脚本家。シャロンは市民参加型のアート・プロジェクトを10年以上にわたってプロデュースしており、その活動を、オールド・ヴィック劇場やヤング・ヴィック劇場を中心に、バービカン劇場やトライシクル劇場など、ロンドンの主だった公共劇場で展開している。特に、メンタル面で問題を抱える青少年や難民など、マージナルな位置に身を置く人々に向けたアート活動に力を注いでいる。

スチュワート・メルトン Stewart Melton
スチュワート・メルトン

カンパニー・オブ・エンジェルズ アソシエイト・アーティスト、元サザーク・プレイハウス ユース&コミュニティ部門ディレクター、劇作家、演出家、ドラマトゥルグ。
スチュワートはヤング・ヴィック劇場やサザーク・プレイハウス、ユニコーンシアターなどで長年にわたってエデュケーション事業を担当しており、青少年やその家族とともに創作ワークショップや劇作、ストーリーテリング・ワークショップなどを実施している。その活動においては小中学校の普通クラスだけでなく、失読症や学習障害のある子どもたちをスタッフとして迎え、特別支援教室の生徒との創作も積極的に展開している。

内容・スケジュール
<ワークショップ>

申込締切:11月11日(金) 定員:各回20名(応募者多数の場合は選考あり)

■ ワークショップA (2日間連続)
11月21日(月)、22日(火)13:30~16:30
青少年や市民との創作ワークショップ
ディバイジング/ライティング・コラボレーション

※「ディバイジング」…既存の戯曲を用いず、演出家、劇作家、俳優らが集団で作品をつくる手法。

■ ワークショップB
11月23日(水・祝)13:00~18:00
特別支援教室の子どもたちとのワークショップ・ファシリテーション
■ ワークショップC
11月25日(金)13:30~16:30
移民・難民に向けた演劇ワークショップによるアプローチについて
■ ワークショップD
11月26日(土)13:00~18:00
ストーリーテリング・パフォーマンス
■ ワークショップE
11月27日(日)10:30~13:30
アンサンブル・ムーブメント
<レクチャー>
■ レクチャーA
11月21日(月)18:30~21:00
「ヤング・ヴィック劇場&オールド・ヴィック劇場のエデュケーション・プログラム紹介」

■ レクチャーB
11月22日(火)18:30~21:00
「クリエイティブなアウトリーチ ~多様な文化的背景を持つ新規参加者を巻き込むには~」
■レクチャーC
11月25日(金)18:30~21:00
「メンタルケアを必要とする参加者のための演劇ワークショップ・ファシリテーション」
■ レクチャーD
11月27日(日)15:30~18:00
「ワークショップの評価方法」
主催:文化庁ロゴマーク文化庁/一般社団法人 日本演出者協会
共催:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)