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エル・システマ作曲教室 自分が好きな「音」を見つけよう!

エル・システマ作曲教室

©エル・システマジャパン

数年前から福島県相馬市で開催されてきた「作曲教室」を、5月の『"Born Creative" Festival 2017』に引き続き東京で開催します。今回は、藤倉大が講師を務めます。
作曲家や演奏家によってデモンストレーションされる様々な音の中から、自分が好きな「ヘンな音」を見つけ、大人の力を借りずに自分の作品を作り上げます。
この「作曲教室」を通じ、子どもたちの"Born Creative"な能力を引き出します。
また、「ヘンな音」を見つける作業にも、自分の作品を作る作業にも、自分がどうしたいのか、何が好きなのか、心の声を素直に聴くことが不可欠です。自分の心の声に耳を澄ますことで、子どもには自分の好きなことを自分で探究する力がつき、それは音楽の作曲だけでなく、子どもが自らの人生を切り開く上で役に立つ力になると考えています。

日程
2017年07月02日 (日)11:00~13:00
会場
東京芸術劇場 シンフォニースペース(5階)
スケジュール

演奏家がいろいろな音を出し、作曲家がその音を表す楽譜の書き方をデモンストレーション(30分)

自分の好きな音を五線紙に書く。(1時間)

演奏家による作品演奏と作曲家による講評(30分)

講師
藤倉大(作曲家) 東野珠実(笙奏者)
プロフィール
藤倉大
藤倉大

1977年大阪生まれ。15歳で渡英し、エドウィン・ロックスバラ、ダリル・ランズウィック、ジョージ・ベンジャミンに師事。数々の作曲賞を受賞。ザルツブルグ音楽祭、ルツェルン音楽祭、BBCプロムス、バンベルク響、シカゴ響、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、シモン・ボリバル響、アルディッティ弦楽四重奏団等から委嘱され、国際的な共同委嘱もますます増えている。これまでに、ブーレーズ、エトヴェシュ、ノット、ドゥダメル、アルミンク、リープライヒ、井上道義、山田和樹らが藤倉の作品を初演・演奏している。2014年4月、名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスに就任。2015年3月には、シャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ「ソラリス」がシャンゼリゼ劇場にて世界初演され、現地メディアからの評価も高い。2017年の活動としては、5月に東京芸術劇場で開催された大型現代音楽イベント「“Born Creative” Festival 2017」で、アーティスティック・ディレクターを務めたほか、9月には、オーケストラのための『グローリアス・クラウズ』(名フィル、WDR交響楽団、イル・ド・フランス管弦楽団共同委嘱)の世界初演が控えている。録音も多数。楽譜はリコルディ社から出版されている。Minabel Recordsを主宰。

東野珠実
東野珠実

© Kayako Asai

1989年より国立劇場主催公演に参加。雅楽古典から現代音楽にいたる様々なジャンルの創作・演奏に携わる異色の楽人。Yo-Yo MA 主宰The Silk Road Project、CCMIX (Centre de Creation Musicale Iannis Xenakis in Paris)に招聘されるなと゛、国内外で活動。ISCM、ICMC、国立劇場作曲コンクール第一位・文化庁舞台芸術創作奨励特別賞、日本文化芸術奨励賞等、作曲および笙の演奏を通じ国内外にて受賞多数。HERMES Tokyo Opening、JAXA 宇宙ダンス プロジェクト『HITEN』等で音楽担当。1999 年より坂本龍一氏の作品録音に参加。その他参加 CD は John Cage『Two3, Two4』全曲録音、『Scenes of Spirits』など。"Breathing Media Arts"、"From The Eurasian Edge”を展開。雅楽団体伶楽舎に所属。

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

共催:一般社団法人エル・システマジャパン

特別協賛:LVMHモエ ヘネシー・ルイ・ヴィトン・グループ