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第6回 芸劇+まちがく 東京芸術劇場+都市文化公開フォーラム

第6回 芸劇+まちがく

東京芸術劇場では、文化を軸にした地域の在り方や街づくりについて考えるフォーラム「芸劇+まちがく」を2018年1月より開催しています。モデレーターは、アートがもつポテンシャルを活用した街づくりのパイオニアである北川フラム氏。各回、アート、文学、演劇、音楽、建築等のテーマについて、参加者の皆様とご一緒に、これからの文化と街づくりの関係について考えていきます。

20世紀は都市の時代だった。しかし、そこには刺激と興奮・大量の消費はあるが、五感・身体に還ってくる活動と感動がない。助け合う・支え合うコミュニティがない。私たちは排他的ですらある。東京は異常な都市になりつつあるのではないか。この時、そのなかの巨大なターミナルである池袋は、まだ多様な人々、襞のある街路、特色ある店舗、また周囲にある大学等、歴史的施設をもつ都市の砦でもあるように思える。街を方法的、定量的に捉えるのではなく、街づくりのベースになるフォーラムの必要がここに生じてくる。地域住民、東京都民だけではなく、ここを通過する人々、職場とする人たちによる、ジャンル・世代・地域を超えた場をつくっていく。(北川フラム)

日程
第6回公開フォーラム
「まちづくりに関わる文化的創造空間への心得」
講演:北川フラム × 川添善行
2019年1月25日(金)18時30分~21時00分(18時00分 開場・受付)
会場
アル・テアトロ(東京芸術劇場 2F)
講師
北川フラム、川添善行
プロフィール
北川フラム(きたがわ・ふらむ)
北川フラム

1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートフロントギャラリー主宰。主なプロデュースとして、「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」等。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」ほか、「瀬戸内国際芸術祭」、「北アルプス国際芸術祭」、「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクター。2003年フランス共和国政府より芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。2006年度芸術選奨文部科学大臣賞、2007年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞。2012年オーストラリア名誉勲章・オフィサー受賞。2017年朝日賞受賞。

川添善行(かわぞえ よしゆき)
川添善行

建築家、東京大学准教授。1979年神奈川県生まれ。東京大学卒業、オランダ留学後、博士号取得。株式会社空間構想にて設計アドバイザー。「変なホテル」、「東京大学総合図書館別館」など建築を設計すると同時に、「空間にこめられた意思をたどる」(幻冬舎)、「このまちに生きる」(彰国社)などの著作もある。日本建築学会作品選集新人賞、グッドデザイン未来づくりデザイン賞、ロヘリオ・サルモナ・南米建築賞名誉賞などを受賞し、日蘭建築文化協会会長などの要職を務める。

内容

多くの人々との関わりを通じて「街づくり」に積極的に取り組む、今注目を集める若手建築家・川添善行氏(東京大学推教授)をゲストにお迎えし、これまで活動してきた建築プロジェクトや街づくり、それを通した人との関わりなどについてお話いただきます。後半は建築設計や街づくりを考える上での「文化的創造空間」とは何かについて、北川フラム氏と川添善行氏が対談、最後は参加者の皆様とディスカッションを通して芸術文化と都市空間について考えていきます。

コーディネーター:上門周二(かみかど しゅうじ)アネトス地域計画 代表

これまでの開催風景
これまでの開催風景
これまでの開催風景
これまでの開催風景

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)/豊島区

助成:文化庁ロゴマーク

平成30年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業