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第10回 芸劇+まちがく 東京芸術劇場+都市文化公開フォーラム

第10回 芸劇+まちがく

20世紀は都市の時代だった。しかし、そこには刺激と興奮・大量の消費はあるが、五感・身体に還ってくる活動と感動がない。助け合う・支え合うコミュニティがない。私たちは排他的ですらある。東京は異常な都市になりつつあるのではないか。この時、そのなかの巨大なターミナルである池袋は、まだ多様な人々、襞のある街路、特色ある店舗、また周囲にある大学等、歴史的施設をもつ都市の砦でもあるように思える。街を方法的、定量的に捉えるのではなく、街づくりのベースになるフォーラムの必要がここに生じてくる。地域住民、東京都民だけではなく、ここを通過する人々、職場とする人たちによる、ジャンル・世代・地域を超えた場をつくっていく。(北川フラム)

日程
第10回公開フォーラム
北川フラム × 太下義之
「食文化でつながる地域づくり」
2019年12月4日(水)18:30 ~ 21:00(18:00 開場)
会場
アル・テアトロ(東京芸術劇場 2F)
内容

第10回公開フォーラムは、日本の文化政策の立案及び研究のエキスパートとしてご活躍されている太下義之氏をお迎えします。
和食の2013年ユネスコ無形文化遺産登録、また、日本各地に根付く伝統的食文化が人類無形の文化遺産として世界に認められたことを受け、食文化でつながる地域づくりについてお話しいただきます。後半は、北川フラム氏との対談、そして最後は、参加者の皆様とのディスカッションをおこないます。

コーディネーター:上門周二(かみかど しゅうじ)アネトス地域計画 代表

プロフィール
北川フラム(きたがわ ふらむ)

© Mao Yamamoto

1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートフロントギャラリー主宰。主なプロデュースとして、「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」等。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」ほか、「瀬戸内国際芸術祭」、「北アルプス国際芸術祭」、「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクター。2003年フランス共和国政府より芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。2006年度芸術選奨文部科学大臣賞、2007年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞。2012年オーストラリア名誉勲章・オフィサー受賞。2017年朝日賞受賞。

太下義之(おおした よしゆき)

専門は文化政策。博士(芸術学)。独立行政法人国立美術館理事、公益社団法人日展理事。文化政策学会理事。観光庁「世界に誇れる広域観光周遊ルート検討委員会」委員。東京芸術文化評議会委員(文化政策部会長)、大阪府・2025年万博アカデミック・アンバサダー。金沢市「東アジア文化都市2017実行委員会」副幹事長、鶴岡市食文化創造都市アドバイザー、豊島区国際アート・カルチャー都市懇話会副会長、「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」委員など文化政策関連の委員を多数兼務。単著『アーツカウンシル』(水曜社)。

これまでの開催風景
これまでの開催風景1
これまでの開催風景2
これまでの開催風景3

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場/豊島区

助成:文化庁ロゴマーク

令和元年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業