HOME > 過去の公演 > フェスティバル/トーキョー13 > フェスティバル/トーキョー13
ラビア・ムルエ連続上演『ピクセル化された革命』

フェスティバル/トーキョー13
ラビア・ムルエ連続上演『ピクセル化された革命』

フェスティバル/トーキョー13<br/>ラビア・ムルエ連続上演『ピクセル化された革命』

シリア内戦中、インターネット上には、市民ジャーナリストによる映像が多数アップロードされ、戦地の現状を知る有効な手段として、世界中に拡散、共有された。本作はYouTubeに投稿された「ダブル・シューティング」に着目し、現代のメディアと現実との境界線、戦争と人々の意識のありようを読み解くレクチャー形式の映像作品。携帯電話が捉えた銃口が撮影者を撃つ、その一瞬に何が起こっていたのだろう―。デジタル映像の解析とその解説が、切り取られたイメージ(映像)と現実との間の差異、レンズが捉えきれなかったスナイパーの実体、画面には映らない撮影者の死の瞬間に迫っていく。

日程
2013年11月14日 (木) ~2013年11月17日 (日)
ステージ数
10ステージ
会場
アトリエイースト
監督・出演

ラビア・ムルエ

プロフィール
ラビア・ムルエ 劇作家・演出家・俳優
ラビア・ムルエ

1967年、レバノン出身、ベイルート在住。俳優、演出家、脚本家、またレバノンの季刊誌『Kalamon』 や『TDR:The Drama Review』(ニューヨーク)の編集者として活動している。ベイルート・アート・センター協会の設立者であり、理事を務める。映像などマルチメディアを取り入れた手法で巧妙かつ大胆に虚構と現実の境界を揺さぶりながら今日的な問いを浮かび上がらせる作品を作り続けている。2004年、東京国際芸術祭で『BIOKHRAPHIA-ビオハラフィア』、08年SPAC春の芸術祭に『消えた官僚を探して』で来日招聘公演を行う。07年東京国際芸術祭との共同製作作品『これがぜんぶエイプリルフールだったなら、とナンシーは』は、東京で世界初演された。F/Tには、F/T09秋『フォト・ロマンス』で初参加。現在、ベルリン自由大学、国立リサーチセンター「インターウェービング・パフォーマンス・カルチャーズ」フェロー。2010年、スポルディング・グレイ賞受賞。11年、プリンス・クラウス賞受賞。

主催:フェスティバル/トーキョー

 

*本公演は東京文化発信プロジェクト事業です

東京文化発信プロジェクト

【東京文化発信プロジェクトとは】東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクトです。都内各地での文化創造拠点の形成や子供・青少年への創造体験の機会の提供により、多くの人々が新たな文化の創造に主体的に関わる環境を整えるとともに、国際フェスティバルの開催等を通じて、新たな東京文化を創造し、世界に向けて発信していきます。