あのイギリス人たちのあのシェイクスピアだが、少しばかり勝手が違う。
どう違うかは見てもらうのが早い。彼らは、硬直化しつつある英国演劇界と袂を分かち、普段は水車小屋を改造した劇場で芝居を打っている。男だけで水車小屋で、賑やかにシェイクスピアを演じている。時々、ロンドンの演劇街にも出稼ぎに行っているが、彼らには水車小屋の方が似合う。だから、いきなり池袋へやって来ても大丈夫。いい感じだと思う。彼らもワイワイとやるから、お客さんもワイワイとやって来てガヤガヤしてほしい。そしてガヤガヤしながら、東京芸術劇場はこれから少しずつ姿を変えていくと思います。
野田秀樹
|