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世界のマエストロシリーズvol.3

小林研一郎&読売日本交響楽団 「復活」

小林研一郎&読売日本交響楽団 「復活」

マーラー作品と相性の良い芸劇で、得意のレパートリーでは他の追随を許さないコバケン&読響による至高の「復活」いよいよ公演決定!

日程
2015年04月24日 (金)19:00 開演(ロビー開場18:00)
会場
コンサートホール
曲目

G.マーラー/交響曲第2番 ハ短調 「復活」

出演

指揮:小林研一郎
ソプラノ:小川里美
メゾ・ソプラノ:アンネ=テレーザ・メラー
合唱:東京音楽大学合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団

※予定していたクリスティーナ・ダレツカ氏は本人からの申し出により 体調不良の為、来日することが不可能になりましたのでご了承ください。

プロフィール
小林研一郎(指揮) Ken-ichiro Kobayashi, Conductor
小林研一郎

© 読売日本交響楽団

東京藝術大学作曲科および指揮科の両科を卒業。作曲を石桁眞礼生、指揮を渡邉曉雄、山田一雄の各氏に師事。1974年第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞を受賞。
 "プラハの春"、"アテネ"、"ルツェルン・フェスティヴァル"等、多くの音楽祭に出演。また、ヨーロッパの一流オーケストラを多数指揮。ハンガリー国立響及びネザーランド・フィルのヨーロッパ、日本公演や、東京都響、読売日響、日本フィルのヨーロッパ公演の指揮者、国際指揮者コンクール審査員、都響正指揮者、東響客演指揮者、京都市響常任指揮者、ハンガリー国立響音楽総監督・常任指揮者、チェコ・フィル常任客演指揮者、日本フィル音楽監督、マタヴ・ハンガリー交響楽団首席客演指揮者、アーネム・フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者などを歴任。
 ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章(民間人としては最高の勲章)、2010年にはハンガリー文化大使の称号を授与される。2011年文化庁長官表彰を受ける。
現在、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、読売日本交響楽団特別客演指揮者、九州交響楽団首席客演、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院の名誉教授。2012年7月より東京文化会館音楽監督に就任。ポニーキャニオン、オクタヴィア・レコードの両社から数多くのCD、DVDが発売されている。
著書にエッセイ集「指揮者の ひとりごと」(日本図書協会選定図書)。また、2000年の日蘭交流400周年の作曲を委嘱され、両国をモチーフにした管弦楽曲「パッサカリア」を作曲(CDはオクタヴィアから)。ネザーランド・フィルにて初演され、4日間にわたり満員の聴衆の熱狂的スタンディング・オベーションで迎えられた。
 2002年5月の「プラハの春音楽祭」オープニングコンサートの指揮者として、東洋人では初めて起用され、大統領臨席のもと「我が祖国」全曲がチェコ・フィルにて演奏され、スメタナホール満場の聴衆からのスタンディング・オベーションが長く続いた。また、コンサートの模様は全世界に向け同時放送され、日本人初の快挙として国内外の数多くのメディアに紹介された(同公演のDVDはコロムビアミュージックより発売中)。
 2003年6月にはハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団を率いての日本公演を指揮、同年9月には10数年ぶりにオペラに登場、プッチーニ「蝶々夫人」(二期会公演)、2005年6月にはマリンスキー・ヤング・フィルとの日本公演、2006年5月には日本フィルの創立50周年記念ヨーロッパ公演、2007年および2009年にはオランダのアーネム・フィルハーモニー管弦楽団との日本ツアー、また2014年には8年ぶりにハンガリー国立フィル来日公演を指揮し、好評を博した。国内外のオーケストラへの客演も数多く、現在最も活躍し注目されている指揮者である。2013年秋の叙勲で、これまでの功績により旭日中綬章が授与された。
(オフィシャルウェブサイト http://www.it-japan.co.jp/kobaken/

小川里美(ソプラノ) Satomi Ogawa, Soprano
小川里美

© Kei Uesugi

表現力豊かな美声と高い音楽性、舞台における圧倒的な美しさで聴衆を魅了するソプラノ・リリコ。
東京音楽大学音楽学部音楽学科声楽演奏家コース卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。在学中に留学生特別奨学金を得て、オーストリア・ザルツブルグに留学、モーツァルテウム国際サマーアカデミーにおいてM・リポヴシェク、A・ブルクシュタラーの両氏に師事しディプロマ修了。新国立劇場オペラ研修所6期生修了。2005年にメゾ・ソプラノからソプラノに声種を変更、レパートリーを広げ、舞台人としての可能性を伸ばした。2006年に文化庁新進芸術家海外留学制度奨学金を得てイタリア・ミラノに留学、V・スカレーラ、P・ケラーの各氏に師事。現在はアジア・ヨーロッパで演奏活動を行ない、日本国内のみならず欧米での活躍も期待されるソプラノ歌手である。
 第19回日本声楽コンクール第三位。第44回日伊声楽コンコルソ第三位。2009年トゥーランドット国際コンクール優勝者。
 これまでに、オペラ「魔笛」の侍女Ⅱ、「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・エルヴィーラ、「コジ・ファン・トゥッテ」のフィオルディリージ、「セヴィリアの理髪師」のロジーナ、「椿姫」のヴィオレッタ、「ラ・ボエーム」のミミ、「つばめ」のマグダ、「こうもり」のロザリンデ、「メリーウィドゥ」のヴァランシエンヌ、「泥棒とオールドミス」のミス・ピンカートン等を演じ、アレーナ・ディ・ヴェローナ・オーケストラ、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団などのオーケストラと共演、指揮者では井上道義、広上淳一、大友直人、山田和樹、ケリー・リン・ウィルソン、アントニオ・ピロッリの各氏らと共演した。
 2009年、シャネル・ピグマリオン・デイズ参加アーティストとして1年間定期的にリサイタルを行い注目を集めた。2010年3月、在トルコ日本国大使館の招聘によりトルコ国内4ヶ所で演奏を行い、同年9月には再度招聘を受け演奏会を行なった。その他2011年1・2月、東京・京都で行なわれたマスカーニ「イリス」にタイトルロールで出演し、可憐な舞台姿と情熱的な歌唱で絶賛を受けた(東京:読売日本交響楽団、京都:京都市交響楽団)。同年7・8月にはイタリア・トッレデルラーゴにおける第57回プッチーニ音楽祭に「トゥーランドット」のリュー役で出演、シモネッタ・プッチーニから賛辞を受けた。また、2012年4月にはジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場にM・デヴィーア氏のダブルキャストとしてリュー役で出演した。同年、名古屋マーラー音楽祭「千人の交響曲」、東京芸術劇場リニューアルオープン記念演奏会・マーラーの交響曲第2番「復活」、12月には日本フィル、大阪フィルとの「第九」公演にソリストとして出演。2013年1月、2月には三枝成彰の新作オペラ「KAMIKAZE-神風」に出演した。2012-13年シーズンにはトリエステ歌劇場、メッシーナ歌劇場への出演が予定されている。レパートリーはバロック音楽からヴェリズモ・現代音楽までと幅広く、イタリア・ドイツ・フランス歌曲作品も研究する。第19回日本声楽コンクール第三位。第44回日伊声楽コンコルソ第三位。2009年トゥーランドット国際コンクール優勝者。これまでに鈴木靖子、高橋啓三、成田繪智子、野村陽子、M・レアーレ、横山修司の各氏に師事。

アンネ=テレーザ・メラー(メゾ・ソプラノ)
Anne-Theresa Møller, Mezzo Soprano
アンネ=テレーザ・メラー

ドイツ連邦共和国生まれ。ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学に学び、ユリア・ヴァラディ、ブリギッテ・ファスベンダー、ディートリッヒ=フィッシャー・ディースカウ、アン・マレー、ヴォルフラム・リーガー等多くの名歌手へ師事した。2007年バイロイト・カンティレーナ声楽コンクール第2位、2008年ロベルト・シューマン国際コンクール第1位各受賞。
2008年から14年までマンハイム国立歌劇場のメンバーを務め、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、『セビリアの理髪師』ロジーナ、『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル、『こうもり』オルロフスキー公爵、『椿姫』フローラ、『カヴァレリア・ルスティカーナ』ローラ、『ウェルテル』シャルロット、『サロメ』小姓、『薔薇の騎士』オクタヴィアン、『エフゲニ・オネーギン』オルガ、『ねじの回転』グロース夫人等主要役柄に活躍、2013年、ヴァインベルクの新作『白痴』主役で権威誌「オペルンヴェルト」の年間最優秀世界初演賞を受賞する等、ドイツにおける優れた若手メゾソプラノ歌手として名声を確立した。現在、ベルリン・ドイツ・オペラ、カールスルーエ・バーデン州立歌劇場、ザールラント州立歌劇場、ヘッセン州立歌劇場、ハイデルベルク歌劇場、フライブルク歌劇場、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、ベルリン・コンツェルトハウス等多くのオペラハウス、コンサートホールに出演、ハンス・グラーフ、ダン・エッティンガー、トーマス・ザンテルリンク、ドナルド・ラニクルズ、イェルク=ペーター・ヴァイグレ、ユストゥス・フランツ、コルネリウス・マイスター、フリーデマン・レイヤー、ジャン=レイサム・ケーニック、ラインハルト・ゲーベル等名指揮者の数々と共演を行っている。

読売日本交響楽団(管弦楽) Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
読売日本交響楽団

© Hikaru.☆

読売日本交響楽団は1962年、日本のオーケストラ音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビ放送のグループ3社を母体に設立された。翌63年にはハチャトゥリアン指揮・コーガンのヴァイオリン独奏で公演を行い、65年にはブリテン〈戦争レクイエム〉を日本初演するなど、設立当初から話題を呼んだ。

 歴代常任指揮者を若杉弘、フリューベック・デ・ブルゴス、レークナー、アルブレヒトなど、世界的指揮者が務め、2010年4月、第9代常任指揮者に現代フランスを代表する鬼才シルヴァン・カンブルランが就任した。現在の指揮者陣には首席客演指揮者の下野竜也を始め、桂冠名誉指揮者のスクロヴァチェフスキ、名誉指揮者のマズア、ロジェストヴェンスキー、名誉客演指揮者の尾高忠明、さらに特別客演指揮者に小林研一郎が名を連ねている。

 その一方、創立以来、ストコフスキー、メータ、ヴァント、チェリビダッケ、マゼール、ロストロポーヴィチ、サンティ、ベルティーニ、テミルカーノフ、ホーネック、ゲルギエフといった世界的な巨匠を指揮台に招くとともに、ルービンシュタイン、リヒテル、アルゲリッチ、内田光子、ヨーヨー・マ、五嶋みどりら世界の名だたるソリストと共演を重ねている。

 海外では、67年に北米公演、71年から03年にかけて計6回の欧州各国での公演を挙行したほか、96年にタイ、97年に中国を訪問。2000年には日本のオーケストラとして初めてザルツブルク祝祭大劇場のシリーズに出演した。

 現在、サントリーホールでの年間11回の定期演奏会を軸に計7シリーズを揃え、最先端のプログラムから聴きやすい名曲プログラムまで、充実した内容で聴衆を魅了している。

 社会貢献活動にも積極的に取り組み、各地の病院で入院患者らを対象とした「ハートフル・コンサート」を続けるとともに、11年度からは小中学校での「フレンドシップ・コンサート」も手掛ける。地域の要望を受けて中規模ホールでアンサンブル演奏を行う「サロン・コンサート」も開催、クラシック音楽ファンの拡大に地道な努力を続けている。

 68年、ペンデレツキ「ルカ受難曲」(若杉弘指揮)の日本初演が芸術祭賞に輝いたのを始め受賞歴多数。

 定期演奏会などの様子は日本テレビ「読響シンフォニックライブ」で放送されているほか、インターネットの「日テレオンデマンド」でも動画配信されている。

主催:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
事業提携:読売日本交響楽団
協賛:東武鉄道株式会社 東武鉄道株式会社