
アーツアカデミー 東京芸術劇場プロフェッショナル人材養成研修 レクチャーシリーズ
シリーズ<世界の芸術劇場>第6回:ウースター・グループが過ごしたニューヨークでの40年
記録映像上映とトーク
- 日程
- 2015年12月18日(金) - 2015年12月18日(金)
- 会場
- シンフォニースペース (5階)
世界のアーティストたちの創造環境について学ぶレクチャーシリーズ<世界の芸術劇場>では、この度Sound Live Tokyo『初期シェーカー聖歌』で初来日するウースター・グループの活動を取り上げます。2002年に初演された『TO YOU, THE BIRDIE!』の記録映像を上映後、エリザベス・ルコンプトとケイト・ヴァルクをゲストに迎えたトークを行います。ニューヨークのインディペンデントシーンを拠点に活動してきた40年間、芸術をめぐる社会環境はどのように変化し、彼らはどのような問題に直面してきたのでしょうか? 常に時代の最先端をゆく作品を発表し続けるその背景について知ることで、日本の創造環境について考えるヒントを見つけてみませんか?
- <映像上映作品について>(字幕なし、関連資料配布)
- ウースター・グループは演劇、ダンス、メディア作品を通して諸文化の衝突と統合を探究し、物語を新しいやり方で語ろうと試みています。『TO YOU, THE BIRDIE!』(2002)では、古代ギリシアのフェードラ神話、継子と恋に落ちる女王の物語を、可動式のガラスパネル、遍在する映像モニター、見えないカメラなどを導入したモバイルでモダンな舞台装置を用いて再解釈しています。テクストは17世紀のジャン・ラシーヌによる戯曲『フェードル』をポール・シュミットが現代版として翻案したものに基づいています。この映像では、ライブ・パフォーマンスと、それに伴う、舞台上の行為を拡大し重層化するケン・コブランドのデザインをご覧いただけます。演出:エリザベス・ルコンプト、出演:ケイト・ヴァルク(フェードル)、アリ・フリアコス(イポリート)、スコット・シェパード(テラメーヌ)、シーナ・シー(エノーヌ)、ロイ・フォードリー(テゼー)、他。
日程
会場
シンフォニースペース (5階)
出演
話し手:エリザベス・ルコンプト(ウースター・グループ ディレクター)
ケイト・ヴァルク(同 創立メンバー/『初期シェーカー聖歌』演出)
聞き手:新井 知行(Sound Live Tokyo)
プロフィール
- ウースター・グループ
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エリザベス・ルコンプトとスポルディング・グレイによって1975年に創設されて以来、ルコンプトの演出で30作を超える演劇、ダンス、映画、ビデオ作品を発表。最近の代表作に『To You, The Birdie!』(フェードル)(2002)、『Hamlet』(2007)、『Cry, Trojans!』(トロイラスとクレシダ)(2014)など。ロウアー・マンハッタンのウースター・ストリート33番地にあるパフォーミング・ガレージを拠点に、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアをツアー。パフォーミング・ガレージは、1960年代にフルクサス芸術運動の一環として設立されたGrand Street Artists Co-opの一部。
主催:アーツカウンシル東京/東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:平成27年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業