HOME > 過去の公演 > ダンサーRの細胞

芸劇dance 勅使川原三郎ディレクション U18ダンスワークショップ・プロジェクト

ダンサーRの細胞

ダンサーRの細胞

芸劇初のダンスの主催企画”芸劇dance”が始動しました。最初にタッグを組むのは、世界有数のダンサー・振付家として国際的に活躍する勅使川原三郎。すでに2012年9月より開始している教育プロジェクト「U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」と連動する2013年1月の新作公演は、勅使川原三郎/KARAS作品において代えがたい存在となった佐東利穂子と急成長のKARAS若手ダンサーたちが鋭敏なダンス空間を構築する「ダンサーRの細胞」。本作には「U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」に参加の10代のダンサーも参加します。
ダンサーの身体性を固有の“細胞”のようにとらえ、さらなる新境地に果敢に挑戦する勅使川原と、勅使川原のメソッドを体現する若手精鋭そしてフレッシュな10代のダンサーがどのような化学反応を見せるのか?刺激的なダンス公演をお見逃しなく!

“新たに生きる場を発見する”「U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」
「U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」とは、勅使川原三郎監修の12歳から18歳を対象としたダンスワークショップです。今期は公募により選ばれた13歳から16歳の青少年が、週1回のワークショップを通して勅使川原のダンスメソッドの指導を受けています。本ワークショップでは、ダンス経験よりも、自身の身体への素直な興味、疑問を重要視し、自身の身体と対話し新しい発見を重ねていくことを大切にしています。詳しくはコチラ(ワークショップの様子)

日程
2013年01月26日 (土) ~2013年01月27日 (日)
ステージ数
4ステージ
会場
シアターイースト
作・演出

監修・演出・振付・美術・照明:勅使川原三郎

出演

佐東利穂子、KARASダンサーズ
U18 ダンスワークショップ・プロジェクト参加者

プロフィール
勅使川原三郎 Saburo Teshigawara
勅使川原三郎

©Rihoko Sato

ダンサー、演出家、振付家。1981年より独自の創作活動を開始。1985年以降、自身のカンパニーKARASと共に世界中に招聘され公演を行い、既存のダンスの枠組みでは捉えられない新しい表現を追求している。呼吸を基礎にした独自のダンスメソッドと、光・音・空気・身体によって空間を質的に変化させる独創的な作品は世界のアートシーンから高い評価を受けており、造形作家、映像作家としての活動も注目されている。自身の作品にとどまらず、パリ・オペラ座バレエ団はじめ欧州の主要バレエ団への振付や、ヴェニス・フェニーチェ歌劇場他へのオペラ演出などの創作依頼も相次いでいる。また創作の基盤となっているメソッドを基礎としたワークショップを、活動当初から今現在に至るまで10代から70代まで年齢を超えた人々を対象に行なっている。

佐東利穂子 Rihoko Sato
佐東利穂子

1995年からKARASワークショップに参加。1996年より勅使川原三郎振付の全てのグループ作品、デュエット作品、ソロ作品に出演し、国際的に活躍している。2006年にフランス・イタリアのダンス雑誌「Ballet 2000」の年間最優秀ダンサー賞、2008年日本ダンスフォーラム賞、2012年レオニード・マシーン賞“今年度最優秀女性ダンサー賞”(イタリア)を受賞。刃物のような鋭利さから、空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させるダンスは、世界各国で反響を巻き起こしている。勅使川原作品の振付及び演出助手も務め、KARAS作品のみならず、「AIR」(パリ・オペラ座バレエ団)等でもダンスミストレスの役割を担う。また、勅使川原の教育プロジェクトや国内外でのワークショップを通して、勅使川原と共に青少年のダンス教育にも積極的に取り組んでいる。

http://www.st-karas.com

関連企画
芸劇dance 「勅使川原三郎ディレクション U18 ダンスワークショップ・プロジェクト」
スタッフ

照明技術:清水裕樹(ハロ)/音響技術:三森啓弘(サウンドマン)
舞台技術:東京芸術劇場技術スタッフ

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

企画制作:東京芸術劇場/KARAS

助成:平成24年度文化庁 優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
文化庁ロゴマーク