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© Rahi Rezvani
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舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」 芸劇オータムセレクション

ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet[wanderer]』

Performing Arts Festival: Autumn Meteorite 2025 Tokyo | TMT Autumn Selection

日程
2025年11月1日(土) - 2025年11月3日(月・祝)
会場
プレイハウス
主催
東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
チケットの購入はこちら
※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
東京芸術劇場ボックスオフィス

世界で脚光を浴びる振付家ダミアン・ジャレと京都発の彫刻家名和晃平によるコラボレーション

『Planet[wanderer]』は、2016年秋にロームシアター京都で世界初演を迎えた『VESSEL』*に続く作品です。『VESSEL』が日本最古の書物『古事記』の二つの世界、すなわち「黄泉の国(死者の世界)」と「高天原(神の住処)」を描いたのに対し、『Planet [wanderer]』は三つ目の世界である「葦原中国」—私たちが生きる世界を舞台にしています。本作では人間が葦のように、力と脆さ、調和と生存、破壊と進化の間に揺れ動く様子が表現されます。副題の「wanderer」は、「Planet(惑星)」の語源となるギリシャ語に含まれる「さまようもの」という意味とも呼応しています。生者と死者の境界線で、人間の身体と宇宙世界の構成要素や重力の不可分な関係を描き出す本作は、日本の彫刻家と欧州の振付家の共同作業ならではの唯一無二の世界観を提示します。
*『VESSEL』: 2020年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀新作ダンスノミネート

開催概要

ダミアン・ジャレ
© Rahi Rezvani
ダミアン・ジャレ
Damien Jalet

振付家・ダンサー。ダンスをはじめ、視覚芸術、音楽、映画、舞台、ファッションなど、その活動は多岐にわたる。名和晃平との協働作品に、『VESSEL』(2016年)、映像作品『Mist』(2021年)、『Planet[wanderer]』(2021年初演)がある。近作では、2023年11月にアーティストのJR、作曲家トーマ・バンガルテルとのコラボレーションにより、パリ・オペラ座のファサード足場を舞台に、プリンシパルダンサーのアマンディーヌ・アルビッソンをはじめとする154人のダンサーが踊る『Chiroptera』を創作。2024年9月には、名和晃平と再びコラボレーションし、THEATER 010(福岡)にて、トーマ・バンガルテルの楽曲による『Mirage [transitory]』を発表。これは、2025年5月にスイスで初演された、ジュネーヴ大劇場バレエ団の大舞台と16名の出演者のための創作の予備的作品となった。映画では、ルカ・グァダニーノ監督によるリメイク版『サスペリア』(2018年)、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ANIMA』(2019年)、ジャック・オーディアール監督『エミリア・ペレス』(2024年)にて振付を担当。2022年、フランス芸術文化勲章オフィシエ章を受章。

名和晃平
© Michael Somoroff
名和晃平
NAWA Kohei

彫刻家。1975年大阪府生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。京都芸術大学教授。2011年東京都現代美術館で個展「名和晃平‐シンセシス」開催。2017年、ポンピドゥー・センター・メッスで開催された「ジャパノラマ」展に参加。2018年7月から2019年2月にかけて、パリのルーヴル美術館ピラミッドにて、日仏合同プロジェクト「ジャポニスム2018」公式企画のひとつとして、彫刻作品《Throne》が展示された。2023年、フランス・セーヌ川のセガン島に高さ25mの屋外彫刻作品《Ether (Equality)》を恒久設置。

ショーン・アハーン
エミリオス・アラポグル
カリマ・エル・アムラニ
フランチェスコ・フェラーリ
ヴィンソン・フレイリー
クリスティーナ・ギエブ
アストリッド・スウィーニー
湯浅永麻
ダミアン・ジャレ
© Rahi Rezvani
ダミアン・ジャレ(コンセプト・振付)

『Planet[wanderer]』をついに日本で上演できることに、大変感動し、高揚しています。日本は、名和晃平氏とともに構想を温め始めた場所であり、この複雑なプロジェクトの最初のリサーチ・ワークショップを京都と石巻で丹念に作り上げた場所でもあります。当初はもっと早い時期での上演を目指していましたが、新型コロナウイルスのパンデミックやその他の技術的な要因により、実現が叶いませんでした。
『Planet[wanderer]』はこれまで世界各地で上演されてきましたが、日本の観客の皆様は、この作品のコンセプトの背景と表現形式の両方に見られる、計り知れないほど多くの深く日本的な文化的要素をすぐに認識されることでしょう。この作品は日本でこそ、他の国では成し得ないほどの共感を得ると信じています。
例えば、古事記における「葦原中国」、京都の枯山水、雅楽が未来的なエレクトロ・アコースティックな層が対話するティム・ヘッカー氏の音楽、8人のダンサーの一つ一つの動きに見られる儀式的な正確さとテンポ、吉本有輝子氏が作り上げた心を捉える陰影に富んだ照明デザイン、作品の中核をなすダンサーの湯浅永麻氏の力強いパフォーマンス、そしてその他にも数多くの要素が盛り込まれています。
これらの公演は、私が名和氏とのコラボレーションを始めて10周年という節目でもあります。名和氏は今や私にとって最も重要なコラボレーターの一人であり、彼からは本当に多くを学んできました。11月に東京と京都でお会いできることを楽しみにしています!

名和晃平
© Michael Somoroff
名和晃平(コンセプト・美術)

ロームシアター京都は2016年秋に『VESSEL』を初演した劇場であり、その成功が、以後の継続的な舞台作品制作の契機となったといっても過言ではありません。いわば、10年以上にわたるジャレとのコラボレーションの原点にあたる記念すべき場所です。三部作のひとつである『Planet[wanderer]』もこの流れの中に位置づけられ、これは今年5月にスイス・ジュネーヴで初演を行った最新作『Mirage』へとつながる極めて重要な作品です。本来、2020年および2022年にロームシアター京都で上演予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によって叶いませんでした。今回ようやく公演が実現することを、心から嬉しく思っております。

© Joris-Jan Bos
湯浅永麻(出演)

色々な作品に携わってきましたが、この作品は特別で、幕が開く直前は自分の身体が宇宙の埃になって、暗闇を漂い、まだ生命体がない生まれたての地球にゆっくり降りてくるような不思議な感覚になります。色んな文明が栄えて滅び、いつか人間がいなくなってこの地球も終わりを迎る事を想像すると、今この惑星上で起こっている様々な事象の意味を考えたりします。幾つもの破壊と誕生の繰り返しの中に身体を持って存在し、あらゆる事を経験できる事の稀有さをダミアンと名和さんが作り上げたこの作品を通して感じています。数年間のツアーを経て暖かい絆を築いた大切なキャストや、最高のスタッフ全員と、やっと日本ツアーが実現する事、本当に嬉しく思っています!

湯浅永麻プロフィール
オランダ在住のダンサー/振付家。ネザーランドダンスシアターに11年半在籍後、マッツ・エック、サシャ・ヴァルツ、シディ・ラルビ・シェルカウイ、ピーピング・トム、岡田利規やダミアン・ジャレx名和晃平『Planet[wanderer]』、『Mirage[transitory]』などのダンス、 オペラ、演劇作品等に出演。同時に振付家として異ジャンルアーティスト達とのコラボレーション作品を発表し、第13 回、15回日本ダンスフォーラム賞受賞。またあらゆる人がダンスを介して関わり合うことをテーマにしたプロジェクトnosmosis researchを立ち上げるなど、幅広い分野で、海外と日本を横断し活躍している。https://www.emayuasa.com/

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⭐︎=見えない・見えにくい方のための「音声ガイド(タッチツアー付き)」を実施いたします。(要予約)

開場は開演の30分前

上演言語:ノンバーバル
上演時間:60分

バリアフリー日本語対応:なし
ヒアリングループ:あり
音声ガイド:あり
託児:あり
車いす席:あり

【全席指定・税込み】
S席

7,500円

A席

6,500円

サイドシート

5,000円

オータム2演目セット券(S席)

15,400円

29歳以下(A席)

5,500円

高校生以下

1,000円

  • 未就学児入場不可、中学生以上推奨。
  • パフォーマーが部分的にヌードになります。
  • 29歳以下、高校生以下割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売のみ取扱(枚数限定・要証明書)。
  • 障害者手帳・ミライロID等をお持ちの方は、割引料金でご鑑賞いただけます。詳細は、劇場ボックスオフィス、または当劇場WEBサイト(鑑賞のサポート)にてご確認ください(要事前申込)。
  • 車いすでご鑑賞を希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご来場前に東京芸術劇場ボックスオフィス(0570-010-296)へお問い合わせください。
  • 全日程でヒアリングループ(磁気ループ)を作動します。
  • やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。
  • 営利目的の転売は固くお断りいたします。
  • 公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
  • ご来場前に必ず劇場WEBサイト内の最新情報をご確認ください。
  • 開演後のご入場は、演出の都合上、場内にお入りいただけない時間帯があるほか、ご予約のお席にご案内できない場合がございます。予めご了承ください。
芸劇メンバーズWEB先着先行:2025年7月4日(金)10:00~2025年7月6日(日)23:59
一般発売:2025年7月7日(月)10:00~
東京芸術劇場ボックスオフィス

0570-010-296
休館日を除く10:00~19:00)
※国際電話および一部のIP及びプリペイド式携帯電話などからはご利用いただけません。
※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)

東京芸術劇場ボックスオフィス
チケットぴあ

セブン-イレブン店舗

チケットぴあ
イープラス

ファミリーマート店舗

イープラス
ローソンチケット

ローソン、ミニストップ店舗

ローソンチケット
カンフェティ

050-3092-0051(平日10:00~17:00)

カンフェティ
音楽
ティム・ヘッカー
照明
吉本有輝子
衣装
スルリ・レヒト
サウンド・デザイン・コラボレーション
グザビエ・ジャコ
振付アシスタント
アレクサンドラ・ホアン・ジルベール
Outside Eye
カタリナ・ナヴァレテ・エルナンデス
お問合せ先
東京芸術劇場

03-5391-2111

    • 休館日を除く10:00~19:00
インフォメーション

舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式WEBサイト
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」 全日程掲載ページ

【公演関連トーク(京都)】
登壇:ダミアン・ジャレ、名和晃平
司会:小崎哲哉(ジャーナリスト/アーツ・プロデューサー)
2025年8月27日(水)19:00
ロームシアター京都 パークプラザ3F
詳細はこちら

【ツアー】
★[京都公演]
2025年11月8日(土)・9日(日)
ロームシアター京都 サウスホール

ティザー映像
ティザー映像
再製作(2023年)
ブルターニュ国立劇場、国立演劇センター
製作(2021年)
パリ国立シャイヨー劇場
共同製作
東京芸術劇場、ロームシアター京都、パリ国立シャイヨー劇場(フランス)、シャルルロワ・ダンス (ベルギー)、Sandwich Inc.(日本)、ブルターニュ国立劇場(フランス)、ザンクト・ペルテン祝祭劇場(オーストリア)、ルーアン・ノルマンディー・オペラ座(フランス)、ハンブルグ・カンプナーゲル劇場(ドイツ)、ジュネーブ大劇場バレエ(スイス)、ナーゲルフス・スキア・プロダクション(ノルウェイ)
特別協力
株式会社グランマーブル、株式会社マツシマホールディングス
感謝
テオ・カシアーニ、プラープダー・ユン、ディディエ・デジャン、ファビエンヌ・オーカン
FEDORA-ヴァン クリーフ&アーペル バレエ賞ノミネート(2020年)
欧州連合(EU)クリエイティブ・ヨーロッパ・プログラムによる共同出資
協力
京都芸術大学 Ultra_Sandwich#14 #15 #16 #17、京都大学 竹中研究室
主催
東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
共同招聘
ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
助成
文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛
アサヒグループジャパン株式会社
メディアパートナー
Tokyo Art Beat
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
文化庁 ロゴマーク logo 秋の隕石2025東京 KV 東京都ロゴ / TOKYO logo 日本博 JAPAN CULTURAL EXPO 2.0 ロゴ アサヒグループジャパン株式会社 ロゴ TOKYO ART BEAT ロゴ 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ ロゴ