国際演劇協会日本センター「海外で活躍するプロフェッショナル」シリーズVol.4

原サチコのぶっちゃけドイツ演劇話3


~ハンブルク・ドイツ劇場のレパートリー2014/15と私独自の活動について~

日程
2015年7月24日(金)
19:00~20:30 講演
20:30~21:00 懇親会(会場内にて)
会場
東京芸術劇場シンフォニースペース

ご好評にお応えし、一昨年度、昨年度に続き国際演劇協会日本センターが企画する「海外で活躍するプロフェッショナル」シリーズに俳優の原サチコ氏が登場します。
第1回では偶然ではなく行動と努力で自らつかんだ激動のドイツ俳優人生を中心に、第2回では日本には馴染みのない専属俳優システム、レパートリー制という公演形態について、現地で取材してきた貴重な映像とともに語っていただきました。
そして今回は、辣腕インテンダント(芸術監督)カリン・バイヤー体制2年目となり、売り切れ公演続出!と絶好調のハンブルク・ドイツ劇場の、イプセン、ドストエフスキー、カフカからルネ・ポレシュまで多彩な2014/15レパートリーを、トレイラーと共に紹介していただきます。
また、日本ではあまり馴染みのない移民、難民問題に対するドイツ劇場の取り組み、ドイツ演劇人活動、それに端を発するカンプナーゲル劇場の訴訟問題等、欧州では日常である深刻な話題にも触れ、さらに原サチコ氏独自の取り組み「ヒロシマ・サロン」5年目の成果であるワルシャワ、ハノーファーでの公演のご報告と今後についても語っていただきます。
聞き手は、前回に引き続き、今年5月にドイツ劇場をはじめドイツ演劇を取材してきたばかりの演劇ジャーナリスト伊達なつめ氏。終演後は、会場内で、原サチコ氏を交えたささやかな懇親会を行います。

海外への留学を目指している方、海外での活動を視野においている方、国際共同制作の企画をしている方や参加してみたい方、海外の劇場劇団運営の事例にならって日本の制度を改善していきたい方、海外の劇団、劇場、ダンスカンパニーに興味を持っている方、ぜひご参加ください。

日程

2015年7月24日(金)
19:00~20:30 講演
20:30~21:00 懇親会(会場内にて)

会場

東京芸術劇場シンフォニースペース

内容

トークとビデオ上映(日本語)
構成・話し手:原サチコ
聞き手:伊達なつめ(演劇ジャーナリスト)

プロフィール

原サチコ
原サチコ

1964年神奈川県生まれ。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。1984年より演劇舎蟷螂で演劇をはじめる。後に劇団「ロマンチカ」で活動。1999年渡辺和子演出の「羅生門」(新国立劇場公演)出演がきっかけで、ベルリンでの渡辺和子演出の「NARAYAMA」に出演することになる。その時に憧れていたクリストフ・シュリンゲンジーフと出会い、シュリンゲンジーフのドイツ巡回公演に出演するチャンスを手に入れる。
2001年ベルリンへ移住。シュリンゲンジーフのベルリン・フォルクスビューネ劇場作品に出演。その後、ニコラス・シュテーマン演出の「三文オペラ」ポリー役をきっかけに、さまざまな演出家の作品に出演。 2004年、東洋人として初めて名門ウィーン・国立ブルク劇場の専属俳優となり、シュリンゲンジーフ、シュテーマン、ルネ・ポレシュ、セバスチャン・ハートマン、ラース・オレ・ヴァルブルクなどの全16作品に出演し、5年間を過ごす。
2009年、ドイツ・ハノーファー州立劇場に移籍。ハノーファー州立劇場では、ハノーファーが欧州で唯一の広島友好都市であることを知り、広島への原爆投下をテーマとした、井上ひさし作「少年口伝隊一九四五(LITTLE BOY, BIG TYFOON)」上演を自ら企画。翻訳も行った。現在の広島のことも知って欲しいとはじめた「ヒロシマ・サロン」は、「少年口伝隊一九四五」朗読と共に現在も続けており、ハノーファー以外にもベルリン、ハンブルク、そしてポーランド・ワルシャワへと招かれている。
2011年福島第一原発事故をテーマにしたノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネク作「KEIN LICHT」(邦題:「光のない。」)世界初演に出演し、大きな反響を呼ぶ。2011年8月より、ハノーファー州立劇場とケルン市立劇場の2劇場同時専属俳優となる。2012年ケルン市立劇場に完全移籍し1シーズンを過ごし、2013年8月から、ドイツ演劇人の憧れの劇場であるハンブルク・ドイツ劇場の専属となった。
最近の出演作に、
「物理学者たち」(作:デュレンマット 演出:セバスチャン・クレイヤー/上演中)
「ロッコー・ダーソウ」(作・演出ルネ・ポレシュ/上演中)
「島」(作:ビヨン・ビッカー 演出:マルテ・イェルデン/ニュー・ハンブルク祭参加作品)
「白痴」(作:ドストエフスキー 演出:カリン・ヘンケル/上演中)
「カラオケ・ミット・ゴッド」(演出:ズーゼ・ヴェヒター/上演中)
「ビビー・チャレンジ号」(作・演出:アドナン・ソフテク)
ハンブルク・フェーデル移民地区での文化的プログラムを進める「ニュー・ハンブルク」委員会実行委員。
私生活では14才になる息子を育てるワーキング・シングルマザー。

主催:公益社団法人国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:東京ドイツ文化センター
制作協力:有限会社マッシュ