akakilike「捌くSabaku」

日程
2022年10月29日 (土) ~10月30日 (日)
会場
シアターウエスト

akakilike(アカキライク)を主宰する倉田翠演出のダンス作品。これまでダンサーと制作する作品だけではなく、薬物依存の回復施設の入所者たちや、複雑な歴史が染み込んだ地域の高齢者などと協働し、そのいずれも”人と人”として相手と向き合いながら、彼らのありのままの魅力を引き出し、作品として舞台上で結実させてきた倉田。本作品は、そんな創作手腕が十分に発揮された、原点とも言える作品。本作品に集まった出演者も、プロのパフォーマーからそうでない者まで、多様な経験を持つが、個々の存在そのものの輝きが、倉田の手によって引き出されている。2017年の初演後もアップデートを続け、コロナ禍で2度中止となったその新バージョンがついに登場。物語として立ち上げずに、出演者の身体の有り様だけを使って紡がれた時間と空間は、個々の人間の存在をありのままに認め、そこに”人がいる”というリアルを、日常生活とは異なる解像度で観客に目撃させる。

公式プログラムページ

日程

2022年10月29日(土) – 2022年10月30日(日)
2022年10月29日 (土) ~10月30日 (日)

会場

シアターウエスト

出演

今村達紀、石原菜々子、大石英史、黒田健太、竹ち代毬也、田辺泰信、
平澤直幸、前田耕平、諸江翔大朗、山本和馬、よしたく、
寺田みさこ

特別出演:狭間要一

一身上の都合により、出演者が一部変更となりました。

akakilike

演出・構成:倉田翠
演出助手:平澤直幸
音響:甲田徹
照明:魚森理恵

プロフィール

akakilike(アカキライク)

akakilikeは、テクニカルスタッフと倉田翠のみで構成され、主に舞台作品を作ります。スタッフと出演者が常に対等であること。それぞれが確立して作品のためにやるべきことをするために集まった集団です。

倉田 翠(くらた・みどり)

1987年三重県生まれ。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都を中心に、演出家、ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016年より、倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体、akakilike(アカキライク)の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。セゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。
akakilikeの主な作品に、『家族写真』(2016初演/ミニセレ ダンス・セレクション2020 主催:愛知県芸術劇場/2020、第3回HOTPOT 東アジア・ダンスプラットフォーム 主催:横浜ダンスコレクション、City Contemporary Dance Festival、SIDance)、京都市東九条地域の住人と共に制作した『はじめまして こんにちは、今私は誰ですか?』(2018初演、文化芸術で人が輝く社会づくりモデル事業 主催:京都市/2019、ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”)、薬物依存症リハビリ施設京都ダルクのメンバーと共に制作した『眠るのがもったいないくらいに楽しいことをたくさん持って、夏の海がキラキラ輝くように、緑の庭に光あふれるように、永遠に続く気が狂いそうな晴天のように』(2019初演/2020、公益財団法人キラリ財団)など。

主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、
公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、
東京都〕

助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業、公益財団法人セゾン文化財団

協賛:アサヒグループジャパン株式会社

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