館長ごあいさつ

- 東京芸術劇場 館長
- 荻田 伍
東京芸術劇場は、東京都が音楽・演劇・舞踊などの芸術文化を振興し、国際交流を促進することを目的として、1990年10月に開館いたしました。以来、多くのお客様をお迎えし、芸術文化に触れ、親しんでいただく場として歩んでまいりました。
2026年からは、新たに、舞台芸術部門に岡田利規氏を、音楽部門に山田和樹氏を芸術監督に迎え、それぞれの分野での発信力をさらに高めながら、国内外の優れた音楽・舞台芸術作品を紹介していきます。また、音楽と演劇のコラボレーションなど、新たな取り組みを進めるとともに、パイプオルガン・コンサートや大道芸フェスティバル、劇場ツアーといった親しみやすいプログラムの展開にも力を入れてまいります。さらに、芸術界を支えるための教育普及・人材育成事業を積極的に展開し、より多くの方々が芸術文化を楽しめる環境づくりに努めてまいります。
劇場内には、多彩な飲食店やショップが揃い、公演以外の目的で訪れる方々にも劇場の賑わいを感じていただけます。また、アクセシビリティの強化を図り、どなたでも安心して舞台芸術を楽しめる環境を整えてまいります。
東京芸術劇場は、首都東京における舞台芸術の文化拠点として、国内外に向けた優れた芸術文化の創造と発信を続けてまいります。また、誰もが気軽に楽しめる開かれた劇場を目指し、豊島区をはじめ、大学、企業、関係機関の皆様と連携しながら、地域コミュニティの活性化にも一層貢献してまいります。
今後も多くの皆様にご来場いただき、心豊かなひとときをお過ごしいただけるよう、劇場スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
2025年8月
東京芸術劇場 館長
荻田 伍
OGITA Hitoshi