HOME > 過去の公演 > レハール 喜歌劇『メリー・ウィドウ』全幕

石川県音楽文化振興事業団・金沢芸術創造財団×東京芸術劇場 共同制作公演
東京芸術劇場シアターオペラvol.8

レハール 喜歌劇『メリー・ウィドウ』全幕 (全3幕、字幕付原語&一部日本語上演)

レハール 喜歌劇『メリー・ウィドウ』全幕

東京芸術劇場シアターオペラシリーズvol.8は、2013年の東京を舞台にした
新演出でセンセーショナルな成功を収めた「こうもり」の続編として
古き良きウィーンを代表するレハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」が公演決定!

昨年に引き続き、P.ボーディング、S.フップマン、小川里美、小林沙羅、ジョン・健・ヌッツォ
がそれぞれ等身大ともいえる"当たり役"で出演。
さらにスペシャルゲストとして往年のウィーンフォルクスオパーの黄金期を支えた
"カリスマ・プリマ"メラニー・ホリディが再び登場!
「東京こうもり」で全盛期を彷彿とさせる名歌唱を聴かせ、その圧倒的なステージングで
日本のオペラファンに驚きと感動を与えた記憶が新しい…。

演出には新世代、狂言界のプリンス・茂山童司が満を持して登場。
茂山家3代にわたる当シリーズ演出(トゥーランドット*故・茂山千之丞、
カルメン*茂山あきら)の"大トリ"を務める。

当オペラシリーズの特質である視覚的に新しく、聴覚的にも高品位なオペレッタの幕が
いよいよあける!

日程
2015年02月22日 (日)15:00 開演(ロビー開場14:00)
会場
コンサートホール
曲目

F.レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」

出演
ミルコ・ツェータ(ポンテヴェドロ国の東京駐在公使):セバスチャン・フップマン
ヴァランシエンヌ(日本出身のツェータの妻):小林沙羅
ダニロ・ダニロヴィッチ(大使館の書記官):P.ボーディング
ハンナ・グラヴァリ(日系ポンテヴェドロ人で資産家の未亡人):小川里美
カミーユ・ド・ロジヨン(フランス人):ジョン・健・ヌッツォ
カスカーダ(日本人):城 宏憲
ラウール・ド・サンブリオシュ(日本人):晴 雅彦
ニェーグシュ(大使館の参事官):戸田ダリオ

ボグダノヴィッチ(ポンテヴェドロ領事):新井 克
シルヴィアヌ(領事夫人):武藤直美
クロモフ(ポンテヴェドロ公使館参事官):津田俊介
オルガ(参事官夫人):外山 愛
プリチッチ(ポンテヴェドロの退役陸軍大佐):根本龍之介
プラスコヴィア(大佐夫人):石井 藍

スペシャルゲスト:メラニーホリディ

指揮:ミヒャエル・バルケ
管弦楽:読売日本交響楽団
コーラス:東邦音楽大学合唱団

 

ダンサー:

山井 絵里奈、 高岡 優貴、 石橋 静河、岩崎 美来、

宮河 愛一郎、竹内 英明、宮原 由紀夫、傳川 光留

演出・台本

茂山童司

振付

小㞍健太

プロフィール
セバスチャン・フップマン Sebastian Huppmann
セバスチャン・フップマン

オーストリア生まれ。幼少からウィーンのモーツァルト少年合唱団のソプラノソリストを5年間務めた。その後、ウィーン音楽大学でセバスチャン・ヴィトゥッチ教授に師事、2004年プリミエ付で卒業。その後、キャロル・ブッラクナー=メイヨに声楽を、カロリン・ハーグ,ビルギット・シュタインベルガーにリート・オラトリオを師事。A.キルヒシュラーガー等多くのマスタークラスにも参加している。 数々の国際声楽コンクールで入賞していることから、ヨーロッパでコンサートソリストとしてヘンデルのメサイア、J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」等多くの公演に出演しキャリアを積んだ。近年はオペラの分野に力を入れており、モーツァルトのドン・ジョバンニ、パパゲーノ(魔笛)、グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)、エスカミーリョ(カルメン)といった役でウィーン国立歌劇場を初め、ハーグ、ロッテルダム、オデッサ等の各歌劇場に出演している。
http://www.sebastianhuppmann.com/

小林 沙羅 Sara Kobayashi
小林 沙羅

東京藝術大学卒、同大学院修了。2011年度文化庁在外研修員。2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。ウィーン在住。2012年ソフィア国立歌劇場にて欧州デビュー、『愛の妙薬』アディーナ、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタを演じた。『こうもり』アデーレ(佐渡裕指揮)、『トゥーランドット』リュー(井上道義指揮)、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル(下野竜也指揮)、千住明作曲『万葉集』(初演)、三枝成彰作曲『KAMIKAZE』愛子(初演)等に出演。「NHKニューイヤーオペラコンサート」出演や「プロ野球コナミ日本シリーズ」での国家独唱でも注目を浴びる。2014年にデビューアルバム「花のしらべ」をリリース。
オフィシャルHP:http://sarakobayashi.com/

ペーター・ボーディング Peter Bording
ペーター・ボーディング

オランダ生まれ。スウェーリンク音楽院を優秀な成績で卒業し、ギルドホール音楽演劇学校にて、音楽と並行して演技にも力を入れて学んだため、歌唱ばかりでなく演技に関しても大変好評を得ている。 レパートリーはアイゼンシュタイン(こうもり)を初め、パパゲーノ(魔笛)・グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)・マルチェロ(ラ・ボエーム)・ジェルモン(椿姫)・エスカミーリョ(カルメン)等多くの聴衆から賞賛を得ている。定期的に出演する劇場は、アンデア・ウィーン劇場、シュツットガルト州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、パリ・オペラ座、リヨン国立歌劇場、ジュネーブ歌劇場、モネ劇場、マドリッド歌劇場、ハンガリー国立歌劇場といった様々なヨーロッパ主要劇場でA.フィッシャー、M.アルブレヒト、クライツベルク、ザクロツェック等多くの著名な指揮者とオペラ公演を行っている。2013年前半はエッセン州立歌劇場(ナクソス島のアリアドネ)、ドルトムント歌劇場(カールマン・チャルダーシュ)、シュベリーン音楽祭(こうもり)に参加している。
http://www.peterbording.com/

小川 里美 Satomi Ogawa
小川 里美

東京音楽大学ならびに同大学院終了。新国立劇場オペラ研修所6期生修了。これまでに国内外でのオペラや演奏会に出演し、アレーナ・ディ・ヴェローナ・オーケストラ、読売日響、新日フィル、日フィル、大フィル、名フィル、京響、札響、OEK、他と共演。2009年ヴェローナのテアトロ・フィラルモニコにおいて「トゥーランドット」のタイトルロールでイタリアデビュー。第19回日本声楽コンクール第3位。第44回日伊声楽コンコルソ第3位。09年トゥーランドット国際コンクール優勝。

ジョン・健・ヌッツォ John Ken Nuzzo
ジョン・健・ヌッツォ

© Katia Kolokoltseva

アメリカ人オペラ歌手。2000年に世界三大歌劇場の一つであるウィーン国立歌劇場でデビューし、オーストリア芸術新人大賞「エバーハルト・ヴェヒター・メダル」を受賞。フォルクスオパー、ザルツブルグ音楽祭に出演した後、巨匠ジェームズ・レヴァインの招待によりメトロポリタン歌劇場にデビュー。その活動がTBS系TV番組「情熱大陸」にて放映され、一躍脚光を浴びる。NHK大河ドラマ「新選組!」のテーマ曲を歌い、NHK「紅白歌合戦」に2度出場。天皇皇后陛下とローマ法皇に歌声を披露した経験をもつほか、MLBやサッカーの国際試合での国歌斉唱もつとめた。これまでドミンゴ、グルベローバー、ゲオルギュー、ヌッチ、ケント・ナガノ、ボーニング等と共演。レヴァイン指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、デュトワ指揮NHK交響楽団への客演等、国内外のオーケストラと共演。第9回日本声楽コンクール第1位、第13回出光音楽賞受賞、ロサンゼルス・アーティスト・オブ・ザイヤー、ロサンゼルスNATS声楽コンクール第1位。昨年は、「サントリーホールフェスティバル」や「Kitaraのクリスマス」、また「こうもり」、「コジ・ファン・トゥッテ」や「リゴレット」等へ出演。
http://www.jkn-tenorissimo.com/

城 宏憲 Hironori Jo
城 宏憲

岐阜県出身。岐阜県立加納高等学校音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時アカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。新国立劇場オペラ研修所第10期修了。平成22年度文化庁新進芸術家海外研修制度にてイタリアへ留学。テノール歌手アルベルト・クピード氏のもとで研鑽を積む。帰国後、サイトウ・キネン・フェスティバル松本20周年記念スペシャル・コンサートに出演。ベートーヴェン作曲≪合唱幻想曲≫テノール第一ソロを務め、サイトウ・キネン・オーケストラと共演(コンサート・ソリスト・デビュー)。オペラでは2014年7月に渋谷シティオペラ「カルメン」ドン・ホセ役で帰国後の再オペラ・デビューを果たし、テノーレ・リリコ・スピントとしての資質を開花させる。今年11月には足利オペラ・リリカ「ノルマ」ポッリオーネ役、2015年9月には首都オペラ「トゥーランドット」カラフ役にて出演予定。第42回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞受賞。第49回日伊声楽コンコルソ、第82回日本音楽コンクール入選。

晴 雅彦 Masahiko Hare
晴 雅彦

大阪音楽大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツ・ベルリンに留学。ドイツ・ケムニッツ市立劇場「魔笛」パパゲーノ役でヨーロッパ・デビュー後、同劇場「ヘンゼルとグレーテル」「ウィンザーの陽気な女房たち」、ドイツ・ザクセン州立劇場「蝶々夫人」、ドイツ・ラインスベルク音楽祭及び、スウェーデン・ヴァドステーナ音楽祭「ヴァルダー」等に出演。国内では、新国立劇場「運命の力」「トスカ」「ルル」「ばらの騎士」「フィガロの結婚」「ラ・ボエーム」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「夜叉ヶ池」、東京芸術劇場「イリス」「カルメン」等、全国の主要な劇場に出演。チョン・ミョンフン、ペーター・シュナイダー、ダン・エッティンガー、ウルフ・シルマー、パスカル・ヴェロ等著名な指揮者と共演。"ロシア・レニングラード国立歌劇場管弦楽団と共演等コンサートでも活躍。NHK「にんげんマップ」「名曲リサイタル」、JOEX「題名のない音楽会」、YTV「秘密のケンミンSHOW」、TBS「はなまるマーケット」「ニュース1130」等に出演。大阪府芸術劇場奨励新人、大阪市・咲くやこの花賞、大阪文化祭賞奨励賞、兵庫県芸術奨励賞を受賞。大阪音楽大学准教授。

戸田 ダリオ Dario Toda
戸田 ダリオ

1967年4月12日東京都で生まれる。日本とイタリアのハーフ。 日本語、英語、イタリア語を話すトライリンガル。上智大学で演劇に出会い、卒業後芝居の道に入り、主にミュージカルに出演する。 「ピーターパン」、「アン・シャーリー物語」を始め数々の小演劇に出演。1997年よりテレビに進出。NHK教育「英語であそぼ」、「みんなの広場だ!わんパーク」、テレビ東京「セサミストリート」等の幼児番組、NHK教育「新感覚・分かる使える英文法」等の語学番組、TBS「はなまるマーケット」等の情報番組に出演。ボイスアクターとしてもNHK教育「100語でスタート・英会話」コーパス君として 出演。歌手としてはライブやファミリーコンサートを手がける傍ら、キング、コロムビア、クラウン等のCDレーベルが出している子供向け英語の歌に数多く参加。 俳優、ナレーター、ボイスアクター、歌手、作曲家と様々な分野で活動中。常に新しい事にも挑戦!がモットー。

メラニー・ホリディ Melanie Holliday
メラニー・ホリディ

アメリカ、テキサス州ヒューストン生まれ。幼少から14年間クラシックバレエを学んだ後、歌手に転向。インディアナ大学でオペラの学位を首席で取得。卒業後も声楽でW.フォスターに師事。 1973年ヨーロッパへ渡り、クラーゲンフルト、バーゼルやマインツの歌劇場、1977年からウィーン・フォルクスオパー専属を経て、現在はフリーの歌手として活躍。 ウィーンフォルクスオパーでは15年間の長期に渡り契約し、20の役でウィーンを代表するオペレッタ歌手として活躍した。特に“こうもり”アデーレ、“メリーウィドウ”ヴァレンシーヌでは当たり役として世界中から賞賛を浴びる。その間、卓越したコロラトゥーラがバーンスタインの目に留まり、ドイツ語による「キャンディード」の初演に抜擢、バーンスタインの「ミサ」の出演と共に人気を博した。 また、ウィーンフォルクスオパー引っ越し公演を通じ数多くの国で演奏しており、特に日本には何度も来日して、こうもり、メリーウィドウで数多くの舞台に出演し、それらの舞台は、数多くのファンの間に深く記憶されている。
http://www.melanieholliday.com/

ミヒャエル・バルケ(指揮) Michael Balke(Conductor)
ミヒャエル・バルケ

ドイツのブラウンシュヴァイク生まれ。シンシナティ音楽院で指揮とピアノをそれぞれクリストファー・ジマーマンとフランク・ウェインストックに学ぶかたわら、ピーター・ウンジャン、ラサール弦楽四重奏団、東京弦楽四重奏団等著名アーティストと共演、首席を以て卒業する。引き続き、リーベック国立音楽大学で名ピアニストのジェームズ・トッコに師事した。2004年、ハンブルク室内歌劇場の指揮者に就任、『フィガロの結婚』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『セビリアの理髪師』等70公演以上の音楽監督を務める。また、2005年からはハンブルク・オペラサロンを創設して若手歌手の育成に取組み、ハンブルク国立歌劇場との共同制作を行う。2008年より名指揮者リッカルド・フリッツァのアシスタントを務め、巨匠ズービン・メータのリハーサルに参加。2009年、マンハイム国立歌劇場の『椿姫』、2010年、マグデブルク歌劇場の『カルメン』、2011年、クレモナのポンキエッリ劇場、コモのソチャーレ劇場、パヴィーアのフラスキーニ劇場等イタリア各地の『ロメオとジュリエット』を指揮して大成功を収め、ハンガリー国立歌劇場の『ニーベルングの指環』新プロジェクト副指揮者に招かれて全4部作の指揮に当る。同年、マグデブルク歌劇場第1カペルマイスター就任。以来、『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『魔笛』、『チェネレントラ』、『ランメルモールのルチア』、『マリア・ストゥアルダ』、『ウェルテル』、『ドン・カルロ』、『ラ・ボエーム』、『薔薇の騎士』等多くの演目の指揮を手掛け高い評価を獲得している。2014年、イアン・ボストリッジとフランスのモンペリエ国立歌劇場に登場して話題を呼ぶ。将来を期待される若手オペラ指揮者の一人。リヒャルト・ワーグナー財団バイロイト賞受賞者。ベルリン在住。

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
公益財団法人石川県音楽文化振興事業団
金沢歌劇座(公益財団法人金沢芸術創造財団)
公益財団法人読売日本交響楽団

助成:文化庁ロゴマーク平成26年度文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」(共同制作支援事業)