芸劇eyes番外編・第2弾『God save the Queen』各団体タイトル・出演者

うさぎストライプ →劇団HPはコチラ

『おかえりなさいⅡ』(2012)
©佐藤かほ

タイトル：『メトロ』

キャスト：亀山浩史(うさぎストライプ)
　　　　　李そじん
　　　　　緑川史絵(青年団)
　　　　　水野拓(青年団)

作品紹介：

そのひとは、いつも2番ホームのいちばん前に並んでいて、後ろに並んで見上げると、そのひとのリュックについているクマのキーホルダーと、ちょうど目が合う。
それでも私は、そのひとと、まだ一度も目が合ったことがない。
たまたま、その日、電車に乗ったひとと、乗らなかったひとのおはなしです。

大池容子

タカハ劇団 →劇団HPはコチラ

『ネジ工場』(2012)

タイトル：『クイズ君、最後の2日間』

キャスト：橋本淳
　　　　　伊藤直人

作品紹介：

――死ぬために積み上げられていくものもある

2009年11月、巨大掲示板の「自殺決行日までの僅かな日々を語るスレ」に一人の名無しが書き込んだ。
彼はそのID「QIZ1/kF/」からいつしかスレ住民に「クイズ君」と呼ばれるようになった。
この物語は、そんな彼の書き込みの上を通り過ぎていった、彼に全く関わりのない人々の物語。

高羽彩

鳥公園→劇団HPはコチラ

『おねしょ沼の終らない温かさについて』
(2011)©塚田史子

タイトル：『蒸発』

キャスト：森すみれ（鳥公園）
　　　　　野津あおい（サンプル）

作品紹介：

隣家の男を双眼鏡でのぞく、子供のような女がいる。
彼女は男の家のテレビを見ている。
音が聞こえないので、独自に音声を付け加え、同時中継をしている。
いつの間にか、彼女はそれを「役割」のように思っている。

同居の女たちがそれを聞く。
初めこそ奇妙に思ったが、いつしか慣れて、気にかけなくなっている。
そしていつしかその声が、彼女たちの唯一の情報源になっている。

三日経ったら三日分、一年経ったら一年分慣れ親しんで、なりゆきはどんどん重くなる。
私の中のなりゆきの分量が増えて、もはや私はなりゆきから出来ている。

でもある日、断ち切られる。
蒸発するみたいに、物事が終わる。
焼き付いた影に、ぎょっとする体もだらしなく垂れ下がって、揺れている。

西尾佳織

ワワフラミンゴ→劇団HPはコチラ

『バーン・ナ・バーン』(2011)
©佐藤拓央

タイトル：『どこ立ってる』

キャスト：北村恵
　　　　　菅谷和美（野鳩）
　　　　　多賀麻美
　　　　　名児耶ゆり
　　　　　原口茜

作品紹介：

愛らしくて、楽しい話になる予定です。大変愛らしくて、楽しい話です。そんな話になる予定ですが、そんな話が作れるのか不安で仕方がありません。
過去公演からの抜粋をまじえて「今」を書きたいと思っています。

鳥山フキ

Q→劇団HPはコチラ

『虫』(2012)

タイトル：『しーすーQ』

キャスト：飯塚ゆかり
　　　　　坂口真由美
　　　　　吉岡紗良
　　　　　吉田聡子

作品紹介：

女の人4人、しーすーについての20分です。
『太もも、かいいいいいいい。
　私このヒトとしーすー食べていたのだった。
　私たち夢があってお金はないからまわるしーすー。
　私かっぱまき唐揚げの太まき卵焼きカリフォルニアロールっていうしーすー。
　そう、私海の奴らが嫌いですって話したのにこのヒト全然覚えていなくて、
　赤貝つぶ貝ミル貝ひも、ひたすらに貝貝貝貝っていうしーすー。
　太もも、かいいいいいいいい。』

市原佐都子

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東京芸術劇場ボックスオフィス　0570-010-296

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