芸劇eyes
烏丸ストロークロック『まほろばの景』

烏丸ストロークロックは、一つのテーマやモチーフを元に、視点や表現のアプローチを変え、複数の短編作品を連作しながら、長編作品に集成させるスタイルを続けています。
この『まほろばの景(けい)』シリーズは、2017年7月の宮城県仙台市での滞在制作からスタートしました。東日本大震災以降、“被災地”と漠然と捉えていた彼の地での人びとの声、営みとの出会いは、私たちが日常無意識に感じるあらゆる隔たりとの対峙でもありました。隔たりを超え「交ざりあう」ことをテーマに東京・京都での朗読劇、広島での短編と1年をかけて連作を重ね、この長編「まほろばの景」へと物語は集成します。
- 日程
- 2018年03月01日 (木) ~2018年03月04日 (日)
- ステージ数
- 4
- 会場
- シアターイースト
- 作・演出
- 柳沼昭徳
- 音楽・演奏
- 中川裕貴
- 出演
- 阪本麻紀 澤雅展
角谷明子 小菅紘史(第七劇場) 小濱昭博(劇団短距離男道ミサイル) 松尾恵美
- プロフィール
- 烏丸ストロークロック
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1999年設立。京都を拠点に国内各地で活動を行う。現代人の生を克明に描くことで、背景にある社会の不全を浮きぼりにしてゆく。近年では各地での取材やフィールドワークを元に短編作品を積み重ね、数年をかけて長編作品へと昇華させていく創作スタイルが評価されている。代表の柳沼は第60回岸田國士戯曲賞・第23回OMS戯曲賞ノミネートや平成28年度京都市芸術新人賞を受賞するなど関西で注目を集める一人である。
主催:烏丸ストロークロック
提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:芸術文化振興基金助成事業
企画・製作:オフィスバックヤード