東京芸術劇場 Presents
木ノ下歌舞伎 『三人吉三』 ※公演中止
この公演は、この度の新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンラインでの稽古等を実施し、上演に向けて準備を進めて参りましたが、政府より発令された緊急事態宣言の延長を受け、やむなく中止させていただくことになりました。
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キノカブ渾身の5時間に及ぶ一大エンターテイメント作品が、待望の再演でプレイハウスに登場!
2006年から京都を中心に活動を始め、2020年現在、演劇に関わる者なら一度は耳にし、その斬新な作品スタイルを話題にせずにはいられない演劇団体・木ノ下歌舞伎。
木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一が監修・補綴、杉原邦生演出・美術による木ノ下歌舞伎の『三人吉三』は、2014年にKYOTO EXPERIMENTで初演され、翌年、東京芸術劇場が若手演劇団体と提携して公演をおこなう“芸劇eyes公演”としてシアターウエストに初登場し、読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされました。
今回の再演では、演劇界注目の若手、ベテランの俳優陣が新たにキャスティングされ、木ノ下裕一が再補綴に取り組みます。演出は、初演と同じく、国内外の古典作品を中心に演出力を発揮し続ける杉原邦生が手掛けます。
江⼾幕末の動乱期に⽇本で⽣まれ、今⽇まで愛され続ける歌舞伎演⽬「三⼈吉三廓初買」の全幕通し上演。
キノカブワールド全開でお届けします。
- 日程
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2020年05月30日 (土) ~06月01日 (月)、 06月04日 (木) ~06月07日 (日)
- ステージ数
- 7
- 会場
- プレイハウス
- 作
- 河竹黙阿弥
- 監修・補綴
- 木ノ下裕一
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撮影:東直子
木ノ下歌舞伎 主宰。
小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『娘道成寺』『黒塚』『東海道四谷怪談-通し上演-』『心中天の網島』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』『糸井版 摂州合邦辻』など。 2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート、2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。
渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、外部での古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。
平成29年度芸術文化特別奨励制度奨励者。
- 演出・美術
- 杉原邦生[KUNIO]
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撮影:堀川高志
演出家、舞台美術家。KUNIO主宰。
2004年、プロデュース公演カンパニー“KUNIO”を立ち上げる。主なKUNIOでの演出作品は、『エンジェルス・イン・アメリカ』(作:クシュナー)、最古のテキスト“Q1”バージョンを新訳で上演した『ハムレット』(作:シェイクスピア)、大学の恩師でもある太田省吾の名作を鮮烈に蘇らせた『更地』や『水の駅』、最新作『グリークス』など。木ノ下歌舞伎には2006年から2017年5月まで企画員として参加。『黒塚』『東海道四谷怪談-通し上演-』『勧進帳』『三人吉三』『三番叟』など11演目を演出した。外部作品にはKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ルーツ』(脚本:松井周)、『オイディプスREXXX』(翻訳:河合祥一郎)、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』などがある。第36回京都府文化賞奨励賞受賞。 http://www.kunio.me
- 出演
内田朝陽 大鶴佐助 千葉冴太
山田由梨 小日向星一 山﨑果倫 緑川史絵 森田真和 田中佑弥 高山のえみ 武谷公雄
みのすけ 篠山輝信 緒川たまき 村上淳
写真をクリックするとプロフィールが開きます。(撮影:吉次史成)
- 内田朝陽 Uchida Asahi
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東京都出身、1982年生まれ。2000年開催の21世紀ムービースターオーディションにてグランプリを受賞。同年、映画『死者の学園祭』にてデビュー。
以降数々の映画・ドラマ・舞台など話題作に出演。近年は趣味の音楽や料理を生かし、バンド結成、料理の連載をスタートするなど幅広く活躍中。数本の公開待機作品もある。
- 大鶴佐助 Otsuru Sasuke
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東京都出身、1993年生まれ。2005年、デビュー。数々の話題作大作に出演を果たし、初々しくも伸びやかで変幻自在の愛嬌にあふれた魅力に、演劇界が注目。主な出演作に、ドラマ『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』(TX)、舞台『あたらしいエクスプロ―ジョン』(演出:福原充則)、『豊饒の海』(演出:マックス・ウェブスター)、『エダニク』(演出:鄭義信)、月影番外地『あれよとサニーは死んだのさ』(演出:木野花)など多数。3月13日からPARCO劇場オープニング・シリーズ第1弾『ピサロ』(演出:ウィル・タケット)に出演。
- 千葉冴太 Chiba Kota
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宮城県出身、1997年生まれ。2014年度JUNONスーパーボーイ・コンテストにてフォトジェニック賞を受賞し、芸能活動を開始。ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』で、首藤聡役を演じるなど、主に舞台で活動している。近年の主な出演作品に、舞台『キンギンヒシャカク』、『おおばかもの』、『午前5時47分の時計台』、『熱帯男子』などがある。
- 山田由梨 Yamada Yuri
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東京都出身。劇作家・演出家・俳優。2012年に劇団「贅沢貧乏」を旗揚げ、以降全作品の劇作・演出を務める。『フィクション・シティー』(17年)、『ミクスチュア』(19年)で岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。17年に『みんなよるがこわい』で中国3都市4ヶ所公演を行い、18年には同作の中国版を現地の俳優と共に創作するなど国内外で活動中。自身も俳優として舞台・ドラマ・CM等に出演するほか、TVドラマの脚本や小説の執筆なども手がける。
- 小日向星一 Kohinata Seiichi
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東京都出身、1995年生まれ。大学時代から演劇活動を開始し卒業後に本格的に俳優としての活動を開始。近年の主な出演作品に<TV>『浮世の画家』(NHK)『セブンティウイザン』(NHKBSプレミアム)<映画>『向こうの家』、『星屑の町』、<舞台>こまつ座『イーハトーボーの劇列車』KAAT『グレーテルとヘンゼル』贅沢貧乏『ミクスチュア』月刊「根本宗子」第17号『今、出来る、精一杯』シンクロ少女『Better Call Shoujo』などがある。
- 山﨑果倫 Yamazaki Karin
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愛知県出身、1999年生まれ。趣味は手芸・絵を描くこと。特技は即興芝居。Twitterでは #彼氏目線体験動画 を毎日更新中。誰もが圧倒される芝居への熱量と努力する才能の持ち主。最近の主な出演作品は、TVCM『ピタットハウス ピタッとダンス篇』やドラマ『白衣の戦士!』(日本テレビ)などが挙げられる。舞台やドラマなどを中心に活躍し、今後の活躍が益々期待される女優である。
- 緑川史絵 Midorikawa Fumie
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福島県出身、1988年生まれ。劇団青年団・レトル所属。いわき総合高校芸術表現系列出身。桜美林大学演劇専修を中退後、2010年より劇団青年団に所属。近年の主な出演作品は、青年団『日本文学盛衰史』、KUNIO『水の駅』など。木ノ下歌舞伎には『東海道四谷怪談-通し上演-』『三人吉三』に出演。
- 森田真和 Morita Masakazu
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鳥取県出身、1983年生まれ。2001年から4年間、近畿大学にて演劇を学ぶ。
その経験と、鳥取の豊かな自然に育まれた肉体を使い、老若男女、動物から天使まで、性別の枠・生物の枠を超えたあらゆる役でその独特の存在感を示している。主な出演舞台に、KUNIO 09『エンジェルス・イン・アメリカ』、KUNIO 15『グリークス』、トライストーン・エンタテイメント『少女仮面』など。木ノ下歌舞伎には『東海道四谷怪談-通し上演-』『三人吉三』に出演。
- 田中佑弥 Tanaka Yuya
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埼玉県出身。大学を卒業後、中野成樹+フランケンズのメンバーになる。翻訳劇から日本近代劇まで幅広く上演する。舞台を中心に活動し、主な出演作は、KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』、KUNIO15『グリークス』など。シンガポールの劇団、Teater Ekamatra『Tiger of Makaya』にも出演、国内外で活動する。また、劇団ドラマティックゆうやとして、劇場公演やライブイベント出演など様々な場所で二人芝居を上演している。木ノ下歌舞伎には『東海道四谷怪談-通し上演-』『三人吉三』に出演。
- 高山のえみ Takayama Noemi
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東京都出身、1977年生まれ。性別適合手術を受けたトランスジェンダーであり女優。ショーダンサーを経て様々な舞台に出演。シリアスな役からコミカルな役まで好演する一方、近年では男性役も多く性別の垣根を越えて活動。主な出演舞台にTBS赤坂ACTシアター『忘れてもらえないの歌』『俺節』、『やなぎみわ展 神話機械 ライブパフォーマンス"MM"』。木ノ下歌舞伎には『東海道四谷怪談-通し上演-』『勧進帳』に出演。
- 武谷公雄 Taketani Kimio
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大分県出身。大学在学中に早稲田大学劇団森に参加して演劇活動を開始。近年の主な出演作に、キューブ『エジソン最後の発明』、サンプル『ブリッジ』、渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』、KAAT神奈川芸術劇場『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』、トライストーン・エンタテイメント『少女仮面』、映画「クソ野郎と美しき世界『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』」「21世紀の女の子」、NHK大河ドラマ「いだてん」など。木ノ下歌舞伎には『黒塚』『三人吉三』『義経千本桜−渡海屋・大物浦−』『心中天の網島』『糸井版 摂州合邦辻』に出演。
- みのすけ Minosuke
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東京都出身。高校時代、ケラリーノ・サンドロヴィッチと出会い、バンド「有頂天」へ参加。1985年劇団「健康」の旗揚げに参加。「健康」が「ナイロン100℃」と形を変えた後も、看板役者の一人として活躍中。主な出演作に映画「日本で一番悪い奴ら」、ドラマ「歪んだ波紋」(19・ BSプレミアム)、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」(17・NHK)、舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」(20/Bunkamuraシアターコクーン)(18)等。
- 篠山輝信 Shinoyama Akinobu
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東京都出身、1983年生まれ。玉川大学芸術学部卒業。2006年、舞台『ANGEL GATE~春の予感』で俳優としてデビュー。以降、ドラマや映画、テレビ番組のパーソナリティーやタレントとしても活動している。主な出演作品は、<舞台>『チック』『寝盗られ宗介』<映画>『さよならくちびる』<テレビ>NHK『あさイチ』『おもてなし 即レス英会話』他。
- 緒川たまき Ogawa Tamaki
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映画『PUプ』で女優デビュー後、テレビ、映画、舞台で活躍。97年舞台『広島に原爆を落とす日』でゴールデンアロー賞演劇新人賞、98年映画『SF サムライ・フィクション』で高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞。近年の主な舞台に、16年『キネマと恋人』、17年『陥没』、18年『修道女たち』19年『キネマと恋人』再演、『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』など。
- 村上淳 Murakami Jun
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大阪府出身、1973年生まれ。『ぷるぷる天使的休日』(93/)で映画デビュー。近年の主な出演作に『blank13』(18)、『友罪』(18)、『パンク侍、斬られて候』(18)、『ここは退屈迎えに来て』(18)、『銃』(18)、『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19)、『空母いぶき』(19)、『初恋』(20)など。近年の舞台出演作に『パーマ屋スミレ』(16/鄭義信演出)、『空ばかり見ていた』(19/岩松了演出)などがある。
- スタッフ
- 音楽:Taichi Kaneko
照明:横原由祐
音響:星野大輔
衣装:臼井梨恵
ヘアメイク:高塚yoshico
振付:北尾亘
立師:中村橋吾
補綴助手:稲垣貴俊、山道弥栄
演出助手:矢本翼子
舞台監督:大鹿展明
宣伝美術:外山央
宣伝写真:吉次史成
宣伝スタイリスト:臼井梨恵
宣伝ヘアメイク:大宝みゆき
特設サイト制作:真下武久
広報協力:小林みほ
制作進行:本郷麻衣
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場・アーツカウンシル東京/東京都

企画制作:東京芸術劇場・木ノ下歌舞伎/一般社団法人樹来舎
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|
独立行政法人日本芸術文化振興会