芸劇dance

サファリ・P 第8回公演『透き間』

イスマイル・カダレ『砕かれた四月』より

日程
2022年03月11日 (金) ~03月13日 (日)
会場
シアターイースト

人殺しを免除してもらおうと市役所に相談にやってきた男。しかし窓口の職員は冷淡に陳情をはねつける。諦めずに通ううち、職員もまた、この掟に翻弄されてきたことがわかり・・・。

わたしには頭に爆弾の破片が入ったまま帰国した祖父がいる。現代に生きるわたしが祖父の死にまつわる真実を聞かされた時、目新しく残虐なものに興奮する自分の姿をそこに見つけた、そして思った。それは本当に真実なのだろうか。今作ではアルバニアの小説『砕かれた四月』を下敷きに、死に怯えながら死に惹き寄せられる人々を描くなかで、生き残ったものではなく、死という猿轡をかまされた祖父のクロストークに耳を澄まそうと思っている。

山口茜

日程

2022年03月11日 (金) ~03月13日 (日)

★:ポストパフォーマンストーク実施 ゲスト:小澤英実(東京学芸大学准教授)

◎:聴覚障がいをお持ちの方に字幕提供

ステージ数

4

会場

シアターイースト

上演台本・演出

山口茜

作曲

増田真結

振付

足立七瀬

出演

高杉征司・芦谷康介・達矢・佐々木ヤス子・大柴拓磨

出演

高杉征司・芦谷康介・達矢・佐々木ヤス子・大柴拓磨

高杉征司

芦谷康介

達矢

佐々木ヤス子

大柴拓磨

(宣伝写真:中谷利明)

プロフィール

サファリ・P

2015年7月、利賀演劇人コンクール2015にて『財産没収』(作:テネシー・ウィリアムズ)を上演。優秀演出家賞一席を受賞。メンバーは高杉征司、芦谷康介、達矢、佐々木ヤス子、池辺茜、森永恭代、山口茜の7名(2021年3月現在)。パフォーマー(俳優・ダンサー)・技術スタッフ(照明・音響)・演出部(演出家・ドラマトゥルク)からなる劇団。
物語に底流する作者の生い立ち、時代背景などを重視してテキストを紐解き、その中から選び抜いた最小限のテキストを抽出。パフォーマーに俳優とダンサーが混在していることを活かし、身体と最小限の舞台美術、最小限のテキストのみを使用し、文字だけで立ち上がっていた原作世界の、意外な、しかし間違いなくそこにある要素を立ち上げることを得意とする。2019年にFEMART Festival 7th(コソボ共和国プリシュティナ)、瀬戸内国際芸術祭秋会期にて『悪童日記』を上演。

主催:合同会社stamp

提携:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場

助成:芸術文化振興基金 芸術文化振興基金ロゴマーク

京都芸術センター制作支援事業

インフォメーション

ポータブル字幕機サービス(日本語)のご案内(要予約)

上演中、セリフや音響の情報をお客様のお手元でご覧いただけるタブレットを貸し出しいたします。

対象公演:3月12日(土) 13:00

予約方法:ご観劇日前日までに『透き間』制作部 までお問合せください。

限定数 (先着順)

タブレットから光が漏れる都合上、最後列をご案内いたしますことご了承ください