白いシャツと黒いスカートを着た女性出演者が勢いよく回転して踊っている様子。その背後には椅子に座った4人の出演者が審査員風の衣装を着て横一列に座っており、それぞれ異なる表情で彼女の動きを見つめている。スタジオのようなシンプルな白い室内。

舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」

岡田利規 ダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』

日程
2025年10月1日(水) - 2025年10月5日(日)
会場
シアターイースト
主催
東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
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※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
東京芸術劇場ボックスオフィス

「秋の隕石」アーティスティック・ディレクター、岡田利規の最新作。ダンスの審査会に臨むダンスの審査員たちを描く、ダンス作品兼演劇作品です。ダンサーの中村恩恵、酒井はな、島地保武、入手杏奈、俳優の矢澤誠、音楽家の小林うてなが出演します。ダンサーがしゃべり、俳優が(ミュージシャンも?)踊るでしょう。哲学者・鷲田清一の、所有の概念をめぐる刺激的論考『所有論』(2024) に触発されて岡田はこの作品を構想しました。ダンス、ダンスを審査すること、身体の所有、といった論点を作品の中で展開していきます。抽象的・哲学的な思考を出発点とする、身体とユーモアを駆使した探求です。
そして「秋の隕石」と愛知県芸術劇場が共同で製作するこの作品は、リラックス・パフォーマンスとして上演されることを前提として創作されます。これは演出家岡田の新しい挑戦であり、「秋の隕石2025東京」を構成する重要な要素「ウェルカム体制(=来場サポートのこと)」(P47)の体現でもあります。

開催概要

岡田利規
©Kikuko Usuyama
岡田利規
Toshiki Okada

演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。
2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞受賞。同作での2007年クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル)参加以降、国内外の90都市以上で新作を旺盛に上演し続けている。2015年日韓キャストによる『God Bless Baseball』、2018年ウティット・へーマムーン原作・タイキャストによる『プラータナー:憑依のポートレート』(第27回読売演劇大賞・選考委員特別賞受賞)、2023年ウィーン芸術週間委嘱作品『リビングルームのメタモルフォーシス』など、国際共同制作作品も多数。2016年以降、ドイツ語圏公立劇場のレパートリー作品の作・演出も継続的に務め、2020年『掃除機』及び2022年『ドーナ(ッ)ツ』でベルリン演劇祭に選出。
2022年、『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』(第72回読売文学賞・戯曲・シナリオ賞及び第25回鶴屋南北賞受賞)および歌劇『夕鶴』の演出に対して、第29回 読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞。 小説家としては、2007年に『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を刊行、第2回大江健三郎賞受賞。2022年に『ブロッコリー・レボリューション』で第35回三島由紀夫賞および第64回熊日文学賞を受賞。

中村恩恵
©Yusei Fukuyama
中村恩恵
Megumi Nakamura

舞踊家。ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞受賞後渡欧。モンテカルロ・バレエ団を経て、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し、世界を牽引する振付家達の創作に携わる。退団後は、キリアン作品のコーチも務め、パリ・オペラ座はじめ世界各地のバレエ団や学校の指導にあたる。2007年より、活動拠点を日本に移し振付家としての活動を精力的に展開。Noism、Kバレエカンパニー、新国立劇場バレエ団等に作品提供するなど活躍の場を広げている。2022年よりDaBY(Dance Base Yokohama)のゲストアーティストとして活動。舞踊批評家協会新人賞、芸術選奨文部科学大臣賞、服部智恵子賞、紫綬褒章等多数の受賞歴を持つ。2024年より日本女子体育大学にて准教授を務める。

酒井はな
©Yusei Fukuyama
酒井はな
Hana Sakai

舞踊家。5才よりバレエを始め、畑佐俊明、牧阿佐美、三谷恭三に師事。1993年牧阿佐美バレヱ団入団、18才で『くるみ割り人形』主役デビュー。1997年開場とともに新国立劇場バレエ団に移り、プリンシパルとして数々の初演を含む主演を務める。優れた表現力と高い技術に品格の備わった、日本を代表するバレエダンサーのひとり。クラシックバレエを中心にコンテンポラリーダンスやミュージカルにも出演。2013年島地保武と共にダンス・ユニット<アルトノイ>を立ち上げる。2009年芸術選奨文部科学大臣賞、2015年第35回ニムラ舞踊賞、2017年紫綬褒章、2018年第39回橘秋子賞特別賞、2021年東京新聞舞踊芸術賞受賞。 洗足学園音楽大学バレエコース客員教授。DaBY(Dance Base Yokohama)ゲストアーティスト。愛知県芸術劇場ダンスアーティスト。

島地保武
©Yusei Fukuyama
島地保武
Yasutake Shimaji

ダンサー・振付家。2004~06年Noism(新潟市)、2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属。2013年に酒井はなとのユニット<アルトノイ>を結成。2016年愛知県芸術劇場製作で環ROYと共作共演の『ありか』を初演以来10年に渡り国内外で再演し続けている。ダンスを軸に多岐に渡り活動している。DaBY(Dance Base Yokohama)ゲストアーティスト。愛知県芸術劇場ダンスアーティスト。

入手杏奈
©Yusei Fukuyama
入手杏奈
Anna Irite

ダンサー・振付家。静岡県出身。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。コンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。近年の主な出演作に【舞台】『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』(白井晃演出)、『夜の女たち』(長塚圭史演出)、『バナナの花は食べられる』(山本卓卓作・演出)、『ジャズ大名』(福原充則演出)、『愛と正義』(山本卓卓作・益山貴司演出)等。また『ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~』(ノゾエ征爾作・演出)に振付、『僕だけが正常な世界』(水野美紀作・演出)に振付、出演。YUKI、スキマスイッチ等多数の音楽PVに振付、出演。「第1回ソロダンサフェスティバル2014」最優秀賞受賞。桜美林大学非常勤講師。

矢澤 誠
©Yusei Fukuyama
矢澤 誠
Makoto Yazawa

俳優。大学在学中より演劇活動を始める。1年間の新聞社勤務を経て、NODA・MAP『ローリング・ストーン』(作・演出 野田秀樹)に出演。以降、独自の身体感覚を活かし、様々な演出家・振付家の作品に参加。これまでに、ミクニヤナイハラプロジェクト(作・演出 矢内原美邦)、カムカムミニキーナ(作・演出 松村武)、遊園地再生事業団(作・演出 宮沢章夫)、カンパニーデラシネラ(演出・振付 小野寺修二)などに出演。岡田利規作・演出作品では、チェルフィッチュ『わたしたちは無傷な別人である』『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』『消しゴム山』『リビングルームのメタモルフォーシス』などに出演。

小林うてな
小林うてな
Utena Kobayashi

音楽家。長野県在住。スティールパン、ハープ、マリンバ、シンセサイザーなどを演奏する他、歌唱の際は独自の言語を用いる。民族音楽とロック、ダブなど様々なジャンルを織り交ぜたバンド「鬼の右腕」でも活動している。

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▲=リラックス・パフォーマンス(全公演)
○=見えない・見えにくい方のための「音声ガイド」を実施いたします。(要予約)

開場は開演の 30分前
上演時間:80分(予定)

【全席自由(整理番号付き)・税込み】
一般

5,500円

U29

2,800円

U18

1,000円

障害者割引

一般料金から10%引き

  • U29、U18チケット(枚数限定)をご購入の方は公演当日に受付で証明書のご提示が必要です。確認できない場合は一般料金との差額をお支払いただきます。
  • 障害者手帳・ミライロIDをお持ちの方は、割引料金でご鑑賞いただけます。詳細は、東京芸術劇場ボックスオフィス(0570-010-296。9/5まで土日祝除く10:00~17:00、9/6以降休館日を除く10:00~19:00)、または公式WEBサイト(ウェルカム体制(=来場サポートのこと))にてご確認ください。
  • 車いすでのご来場のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご購入前に東京芸術劇場ボックスオフィスにお問い合わせください(要事前申込)。
  • 全日程でヒアリングループ(磁気ループ)を、客席の一部で作動します。
  • やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。
  • 営利目的の転売は固くお断りいたします。
  • 公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
  • ご来場前に必ずプログラムの注意事項と最新情報をご確認ください。
一般発売:8月7日(木)~
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケット
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケット
東京芸術劇場ボックスオフィス

0570-010-296
※9/5まで(土日祝日を除く10:00~17:00)
※9/6以降(休館日を除く10:00~19:00)
※国際電話および一部のIP及びプリペイド式携帯電話などからはご利用いただけません。

東京芸術劇場ボックスオフィス
チケットぴあ

セブン-イレブン

チケットぴあ
イープラス

ファミリーマート店舗Famiポート

イープラス
  • 障害者割引(一般料金の10%引)は東京芸術劇場ボックスオフィスのみの取扱いとなります。
  • U29、U18のチケット(枚数限定)は【舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケット】、東京芸術劇場ボックスオフィス、ぴあのみの取扱いとなります。
音楽

小林うてな

舞台美術デザイン

佐々木文美

衣装デザイン

藤谷香子

照明デザイン

櫛田晃代

音響デザイン

中原 楽(KARABINER inc.)

舞台監督

湯山千景、川上大二郎(スケラボ)

演出助手

中村未希

制作

平岡久美、金井美希

テクニカルディレクター

世古口善徳(愛知県芸術劇場)

総括プロデューサー

唐津絵理(愛知県芸術劇場 芸術監督)

  • 愛知公演 2025年9月19日(金)~21日(日)愛知県芸術劇場 小ホール
  • 高知公演 2025年12月13日(土)・14日(日) 高知県立美術館 ホール
  • 長野公演 2026年1月12日(月・祝) サントミューゼ (上田市交流文化芸術センター)小ホール
  • 福岡公演 2026年1月25日(日) J:COM北九州芸術劇場 中劇場

チケットに関するお問い合わせ

お問合せ先
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」チケットセンター

ticket@autumnmeteorite.jp

事業に関するお問い合わせ

お問合せ先
東京舞台芸術祭実行委員会事務局

03-6812-1663

  • (土日祝及び東京芸術劇場休館日を除く11:00~17:00)
主催
東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
製作
愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)、舞台芸術祭「秋の隕石」(東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕)
共同製作
Dance Base Yokohama(一般財団法人セガサミー文化芸術財団)
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流)) |独立行政法人日本芸術文化振興会、ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
協賛
アサヒグループジャパン株式会社
メディアパートナー
Tokyo Art Beat
協力
株式会社precog
愛知県芸術劇場 Dance Base Yokohama ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル