黒髪でメガネをかけた男性、オブジェクトシアターワークショップのファシリテーターであるアリエル・ドロンが、リアルな虎のぬいぐるみと並んで、灰色のテーブル上にある緑色の戦車模型を真剣に見つめている。暗い背景とスポットライトが演劇的な空間を演出する。 / A dark-haired man with glasses—object theatre instructor Ariel Doron—intently observes a green toy tank on a gray table beside a realistic orange-and-black tiger plush. A dark background and spotlight create a theatrical, focused atmosphere.

舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」

アリエル・ドロン「オブジェクトシアター ワークショップ/プロフェッショナル編」「オブジェクトシアター ワークショップ/実験体験編」

日程
2025年10月28日(火) - 2025年11月3日(月)
会場
シアターウエスト
主催
東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
ワークショップの申込み
申込みフォーム

<山口遥子キュレーション>
2024年下北沢国際人形劇祭に登場し、注⽬を集めたアリエル・ドロンを迎え、ワークショップを⾏います。ドロンは物を動かす卓越した技術と鋭い社会性を備えた作品を⼿がける、オブジェクトシアターにおける若⼿スター的存在です。今回「秋の隕⽯」ではドロンによるプロフェッショナル向けと、1⽇限定の⼀般の方向けの2種類のワークショップを開催します。

プロフェッショナル編は、日常の身近な物、その人らしいユニークな物、あるいは自分が手がけているプロジェクトに携わるアイテム、インスピレーションを感じ、探求したい物など、さまざまなオブジェクトを参加者に持参してもらい行います。

ソロ、またはグループでの実践的な練習を通して、参加者はいろいろな物の動かし方を体験し、物に命を徐々に吹き込み、上演においてその力を発揮する新しい方法を発見していきます。舞台上でオブジェクトを見て、演じて、向き合い、遊ぶことで、たくさんのツールを受け取り、舞台上のオブジェクトの使い方に対する新たなアプローチを自ら生み出せるようになります。こういったチャレンジを通して、物、そしておそらく人間に対する認識も変化していくでしょう。最終日には、アリエル・ドロン氏によるプレゼンテーションを含む成果発表が行われます。

子どもから大人までご参加いただける実験体験編は、日常のありふれた物が、目の前でまるで生きているかのように動き出す楽しい体験ができます。

開催概要

アリエル・ドロン
アリエル・ドロン
アリエル・ドロン
Ariel Doron

人形遣い・演出家・パフォーマー。多くの受賞歴があり、現代の人形劇・オブジェクトシアターの第一線で活躍している。
彼の作品は、言葉を最小限に抑え、遊び心を多く取り入れることで、個人的、社会的、政治的なテーマに取り組むのが特徴である。プロジェクトごとに最も適したパペットや芸術的手法を選択し、常に使用するメディアを問い直し拡張していくこと、そして観客の「感じる」「考える」「反応する」体験を促すことを目指している。
『セサミストリート』のローカル版では人気キャラクター「エルモ」の操演と声を担当し、その他にも数多くのテレビ番組でさまざまなキャラクターを演じている。
さらに数多くの劇場や機関で演出・共同制作を行ってきたほか、マスタークラスやワークショップの講師として教育現場でも活躍している。

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プロフェッショナル:
2025年10月28日(火)~2025年11月1日(土)各日10:30~16:30
成果発表 2025年11月1日(土)18:00~20:00

実験体験編:2025年11月3日(月・祝)13:00~16:00

使用言語:英語(日本語逐次通訳あり)

バリアフリー日本語対応:なし
ヒアリングループ:なし
音声ガイド:なし
託児:あり(託児型ワークショップは10/31~11/3のみ)
車いす席:あり
トリガーアラート表記:なし

「オブジェクトシアター ワークショップ/プロフェッショナル編」
一般:10,000円
U29:6,000円
障害者割引:一般料金から10%引き

「オブジェクトシアター ワークショップ/実験体験編」
500円

8月7日(木)10:00~

プロフェッショナル編

本ワークショップでは、「レディメイド/既製品」と呼ばれるオブジェクトが、単なる道具から一転して、舞台上でどのように存在感を放ち、観る人の想像力をかき立て、心を揺さぶる存在へと変容する過程を探求します。

さまざまな実践的かつ体験的な演習を通して、舞台上のオブジェクトと自分たちとの関係性を掘り下げ、人間の身体だけでは表現しきれない感覚や感情を、オブジェクトを通して伝える手法を学ぶこと。最小限の手段と予算でも、美しく詩的なイメージによって心を動かす物語や壮大なスペクタクルを生み出すこと。それは、人形劇、身体表現、構成、舞台美術、演出、演技、ドラマトゥルギー、アニメーション、ビジュアルアートに関連するさまざまな側面に触れることになるでしょう。

舞台芸術家、ダンサー、サーカスアーティスト、人形遣い、俳優、演出家、ドラマトゥルク、舞台美術家、そしてあらゆる分野のビジュアルアーティストのみなさん、オブジェクトシアターという魔法のような世界を探求するワークショップに参加してみませんか。

対象

  • オブジェクトシアター、舞台芸術、美術、映像、音楽、文学など、表現活動をしている方、目指している方。(ジャンルは問いません)
  • 原則として、プログラムの全日程に参加できる方。(個別にご相談のある方は、申し込みフォームの備考欄にその旨を記載してください。)

持ち物

ご自身の身の回りにあるオブジェクトをお持ちください。

例えば、個人的に愛着のあるもの、大切なもの、色々で構いません。日常的に使うもの、つまらないと思うもの、興味深いと思うもの、誰もが知っているもの、変わったもの、可笑しなもの、動きのあるもの、ご自身の表現活動やプロジェクトに関連するものなど、どんな「もの」でも歓迎です!

募集人数

12名程度

スケジュール

10月28日(火)
10:30-16:30 ワークショップ①
10月29日(水)
10:30-16:30 ワークショップ②
10月30日(木)
10:30-16:30 ワークショップ③
10月31日(金)
10:30-16:30 ワークショップ④
11月1日(土)
10:30-16:30 ワークショップ⑤
18:00-20:00 成果発表

参加申込み受付期間

8月7日(木)10:00~9月15日(月・祝)23:59

申込みフォーム

  • 9月下旬までに事務局での選考の上、応募者全員に、メールにて参加の可否、詳細をお知らせします。

プロフェッショナル編 成果発表

スケジュール

11月1日(土)
18:00~20:00(無料・事前予約制)

観覧申込み

実験体験編

参加申込受付期間:2025年8月7日(木)〜10月31日(金)
対象:14歳以上
参加費(税込み):500円

申込み

ワークショップに関するお問い合わせ

お問合せ先
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」 (Email)

event@autumnmeteorite.jp

お問合せ先
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」 (電話)

03-6812-1663

    • 土日祝及び東京芸術劇場休館日を除く11:00~17:00

事業に関するお問い合わせ

お問合せ先
東京舞台芸術祭実行委員会事務局

03-6812-1663

    • 土日祝及び東京芸術劇場休館日を除く11:00~17:00
関連企画

10月18日(土)山口遥子キュレーターによる『現代オブジェクトシアターへのクイックガイド』あり。

主催
東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流)) |独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛
アサヒグループジャパン株式会社
メディアパートナー
Tokyo Art Beat