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ITI(国際演劇協会日本センター)×東京芸術劇場 共催

紛争地域から生まれた演劇シリーズ10 日本初訳・初演(リーディング公演)

紛争地域から生まれた演劇シリーズ10

公益社団法人国際演劇協会日本センターとの共催企画。「紛争地域から生まれた演劇」シリーズ10として、シリア出身で現在オランダに活動拠点を置くアドナーン・アルアウダ氏の戯曲『ハイル・ターイハ(さすらう馬)』と、ヨルダン/パレスチナのアイデンティティを持ち、現在UAE(アラブ首長国連邦)のシャルジャに活動の拠点を置くガンナーム・ガンナーム氏の戯曲『朝のライラック(ダーイシュ時代の死について)』の2作品をご紹介します。
日程
2018年12月13日 (木) ~12月16日 (日)
ステージ数
4
会場
アトリエウエスト
紹介作品

◆『コモン・グラウンド』Common Ground

作:ヤエル・ロネン(イスラエル/ドイツ)&アンサンブル Yael Ronen & Ensemble

翻訳:庭山由佳

演出:小山ゆうな(雷ストレンジャーズ)

出演:霜山多加志(雷ストレンジャーズ) 小林あや 蔵下穂波 
松村良太(雷ストレンジャーズ) 野々山貴之(俳優座) 
きっかわ佳代(テアトル・エコー) マイ

音響:尾崎弘征

映像:神之門隆広

<作品概要>舞台はボスニア・ヘルツェゴビナ。ヤエル・ロネン(1976-)が、ベルリン在住の旧ユーゴ、ドイツ、イスラエル出身の出演者とともに加害者・被害者の共有地(コモン・グラウンド)を皮肉と笑いで描く。2014年、ベルリンのマキシム・ゴーリキー劇場で制作され、2015年にはベルリン演劇祭(テアタートレッフェン)に招待され、ミュルハイム演劇祭で観客賞を受賞した。

◆『これが戦争だ』This Is War

作:ハナ・モスコビッチ Hannah Moscovitch

翻訳:吉原豊司

演出:生田みゆき(文学座)

出演:亀田佳明(文学座) 手打隆盛(さいたまネクスト・シアター) 
堀源起(さいたまネクスト・シアター) 吉野実紗(文学座)

※吉野実紗さんの「吉」は正しくは「土」に「口」です

<作品概要>アフガニスタン戦争は、従軍したカナダ軍兵士たちの心身に凄まじいダメージを与えた。新聞取材に答える兵士たちの証言は、「薮の中」のように食い違い、容易にイメージを結ばない。戦争の非道性を告発するとともに観客の想像力をあからさまに挑発するハナ・モスコビッチ(1979-)の衝撃作。トロント演劇評論家賞2013最優秀戯曲賞、トリリアム・ブックアウォード2014受賞。

プロフィール
ヤエル・ロネン(イスラエル/ドイツ)
ヤエル・ロネン

© Esra Rotthoff

1976年エルサレムで演劇一家に生まれる。現在はベルリンとテルアビブを拠点に、ドイツ語圏で活躍している。ベルリン・マキシム・ゴーリキー劇場の座付劇作家・演出家。世界の紛争を題材に、多様なバックグラウンドを持つ俳優とともにリサーチやワークショップを重ねた、ブラックユーモア豊かな作風に定評があり、代表作に『第三世代』『コモン・グラウンド』『シチュエーション』など。『Lost and Found』でネストロイ賞(最優秀戯曲)、マキシム・ゴーリキー劇場の「亡命アンサンブル」とともに制作した『冬の旅』でEU主催のヨーロッパ演劇賞New Theatrical Realities部門受賞。その他、ITI(国際演劇協会)賞など受賞多数。

ハナ・モスコビッチ(カナダ)
ハナ・モスコビッチ

カナダで最も将来を嘱目されている劇作家。1979年オタワに生まれ、国立演劇学校、トロント大学を卒業。現在、タラゴン・シアター(トロント)所属。
代表作に、元ナチ高官を父に持つ若者とアウシュヴィッツ生き残り組を母に持つユダヤ人女性との行き場のない恋を活写した『ベルリンの東』(East of Berlin, 2007)など。「時間」という観念をそれぞれ物理学者、音楽家、数学者である親子三人の関係性から考察する『無限』(Infinity, 2015)でDora Mavor Moore Award for Outstanding New Play、年とともに変わる女性のセクシュアリティーをテーマにした『バニー』(Bunny, 2016)でBest New Canadian Play 2018、2017年には『Old Stock:A REFUGEE LOVE STORY』でエディンバラ・フリンジ・フェスティバルに参加し、The Scotsman Fringe First AwardとThe Herald Angel Awardを受賞。その他受賞多数。

日程

2018年12月13日 (木) ~12月16日 (日)

ステージ数

4

会場

アトリエウエスト

紹介作品

◆『コモン・グラウンド』Common Ground

作:ヤエル・ロネン(イスラエル/ドイツ)&アンサンブル Yael Ronen & Ensemble

翻訳:庭山由佳

演出:小山ゆうな(雷ストレンジャーズ)

出演:霜山多加志(雷ストレンジャーズ) 小林あや 蔵下穂波 
松村良太(雷ストレンジャーズ) 野々山貴之(俳優座) 
きっかわ佳代(テアトル・エコー) マイ

音響:尾崎弘征

映像:神之門隆広

<作品概要>舞台はボスニア・ヘルツェゴビナ。ヤエル・ロネン(1976-)が、ベルリン在住の旧ユーゴ、ドイツ、イスラエル出身の出演者とともに加害者・被害者の共有地(コモン・グラウンド)を皮肉と笑いで描く。2014年、ベルリンのマキシム・ゴーリキー劇場で制作され、2015年にはベルリン演劇祭(テアタートレッフェン)に招待され、ミュルハイム演劇祭で観客賞を受賞した。

◆『これが戦争だ』This Is War

作:ハナ・モスコビッチ Hannah Moscovitch

翻訳:吉原豊司

演出:生田みゆき(文学座)

出演:亀田佳明(文学座) 手打隆盛(さいたまネクスト・シアター) 
堀源起(さいたまネクスト・シアター) 吉野実紗(文学座)

※吉野実紗さんの「吉」は正しくは「土」に「口」です

<作品概要>アフガニスタン戦争は、従軍したカナダ軍兵士たちの心身に凄まじいダメージを与えた。新聞取材に答える兵士たちの証言は、「薮の中」のように食い違い、容易にイメージを結ばない。戦争の非道性を告発するとともに観客の想像力をあからさまに挑発するハナ・モスコビッチ(1979-)の衝撃作。トロント演劇評論家賞2013最優秀戯曲賞、トリリアム・ブックアウォード2014受賞。

プロフィール

ヤエル・ロネン(イスラエル/ドイツ)
ヤエル・ロネン

© Esra Rotthoff

1976年エルサレムで演劇一家に生まれる。現在はベルリンとテルアビブを拠点に、ドイツ語圏で活躍している。ベルリン・マキシム・ゴーリキー劇場の座付劇作家・演出家。世界の紛争を題材に、多様なバックグラウンドを持つ俳優とともにリサーチやワークショップを重ねた、ブラックユーモア豊かな作風に定評があり、代表作に『第三世代』『コモン・グラウンド』『シチュエーション』など。『Lost and Found』でネストロイ賞(最優秀戯曲)、マキシム・ゴーリキー劇場の「亡命アンサンブル」とともに制作した『冬の旅』でEU主催のヨーロッパ演劇賞New Theatrical Realities部門受賞。その他、ITI(国際演劇協会)賞など受賞多数。

ハナ・モスコビッチ(カナダ)
ハナ・モスコビッチ

カナダで最も将来を嘱目されている劇作家。1979年オタワに生まれ、国立演劇学校、トロント大学を卒業。現在、タラゴン・シアター(トロント)所属。
代表作に、元ナチ高官を父に持つ若者とアウシュヴィッツ生き残り組を母に持つユダヤ人女性との行き場のない恋を活写した『ベルリンの東』(East of Berlin, 2007)など。「時間」という観念をそれぞれ物理学者、音楽家、数学者である親子三人の関係性から考察する『無限』(Infinity, 2015)でDora Mavor Moore Award for Outstanding New Play、年とともに変わる女性のセクシュアリティーをテーマにした『バニー』(Bunny, 2016)でBest New Canadian Play 2018、2017年には『Old Stock:A REFUGEE LOVE STORY』でエディンバラ・フリンジ・フェスティバルに参加し、The Scotsman Fringe First AwardとThe Herald Angel Awardを受賞。その他受賞多数。

主催:文化庁、公益社団法人 国際演劇協会日本センター

共催:東京芸術劇場(公益財団法人 東京都歴史文化財団)

文化庁委託事業「平成30年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」

協力:国際演劇評論家協会(AICT)日本センター、一般社団法人 日本演出者協会、一般社団法人 日本劇作家協会、ゲーテインスティトゥート(東京ドイツ文化センター)

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