芸劇eyes
はえぎわ「ハエのように舞い 牛は笑う」
15年の地獄を、いや、地力を、生音楽と共にお楽しみください。
なんやかやと15周年です。おかげさまで、おかげさまで、という気持ちは尽きませんが、しかしなかなか15周年を祝うような気持ちにはなれません。誕生会を自分で開催するような柄ではありません。身分相応に、粛々と、虎視眈々と、今作に意気を投入したく思います。
色々あった15年でした。って、色々なかった15年なんてないだろうけど。振り返っては反省し、反省しては次の反省を積み重ね、「反省」のフォルダがパンパンになったところで、パンと何かが弾けて、気が付いたら‘遅咲きの不良中年’なんて目もあてられない。 良い人間は、良い友に囲まれ、良い生活で、良い顔になる。そんなのはフィクションだ。
どうしようもない人間はゴロゴロいますが、どうでもいい人生なんて一つもないのだろう。
このどうでもよくない人生を、笑ってやって欲しい。
15年の地獄を、いや、地力を、生音楽と共にお楽しみください。
- 日程
- 2014年08月23日 (土) ～2014年08月31日 (日)
- ステージ数
- 11ステージ
- 会場
- シアターイースト
- 作・演出
ノゾエ征爾
- 出演
井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、川上友里、鳥島明、
富川一人、山口航太、ノゾエ征爾
笠木泉、上村聡（遊園地再生事業団）、河井克夫、橘花梨
音楽：田中馨＋１（川村亘平斎：25日、27日～31日、オロロトリヒロ： 23日、24日、26日）
- プロフィール
＜はえぎわ＞
1999年。ノゾエ征爾、井内ミワクらを中心に始動。2001年劇団化。
独自の‘嘆きの喜劇’で、完璧ではない世の中で懸命に生きる人々を、ユーモアいっぱいにつづる。そこには常に福音的メッセージが見え隠れしている。
近年「チョークと、描ける壁があればできる演劇」で多くの好評を博すなど、新境地に挑み続けている。
2012年「○○トアル風景」にて第56回岸田國士戯曲賞受賞。
主催：はえぎわ
提携：東京芸術劇場（公益財団法人東京都歴史文化財団）
助成 芸術文化振興基金