東京芸術祭 2024 芸劇オータムセレクション
チェルフィッチュ× 藤倉大 with アンサンブル・ノマド
『リビングルームのメタモルフォーシス』
演出家・作曲家として世界的に知られる岡田利規と藤倉大の初コラボレーション
ウィーン芸術週間(Wiener Festwochen)の委嘱により2023年5月に世界初演を迎えた本作が、ついに日本初演!
俳優6名と演奏家7名が舞台を共有し、演劇と音楽のパフォーマンスを舞台上に並置することにより、フィクショナルな空間を生み出することを目指した作品。
住む家をいきなり追い出されそうになる家族の物語から作品は始まるが、やがて、その家自体が人智の及ばない強大な力によって跡形もなくなることによって、その問題は解決される。そして、人間の世界の外側に広がる圧倒的な存在が上演を支配し、まったく新しい世界が舞台上に立ち現れる。
俳優たちは物語とは別のレイヤーで振付を遂行することで次第に変態し、同時に音楽家もさまざまな手段で音楽を変容させる。アンサンブルの演奏と俳優たちの発する言葉とが響き合い、物語が次第に音に溶け込んでいくとき、言葉と音はどう関係し、影響し合い、どのような変化を生むのか。
日本初演となる東京公演を飾るのは、これまでの「ボンクリ・フェス」に参加してきた日本を代表するアンサンブル、アンサンブル・ノマド。
新たなコラボレーションによる”音楽劇”に、乞うご期待!
岡田利規よりメッセージ
『リビングルームのメタモルフォーシス』は、そういう題名の音楽劇というより、そういう名の冠された何か、音楽と演劇の拮抗からなる何か、なのです。ただ、そんなこと言っても通りが悪い。イメージしてもらえない。なので不承不承、音楽劇、と呼ばれることに甘んじている次第です。こういうのは、時間がかかるものです。何十年とかかるかもしれない。チェルフィッチュは(きっと、藤倉大さんも)待つつもりです。待つしかないので。こつこつとやるしかないので。東京公演もそのこつこつの一環です。お客さんに見てもらうことによって世界を変容させることによって。
岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
藤倉大よりメッセージ
岡田利規さんとチェルフィッチュの役者さん達と2年掛けて、東京と僕の住むロンドンをネットで繋いで作り上げたこの音楽劇。最初から最後までお互い全く妥協することなく、その上今までにないものができたと思う。僕がアーティスティック・ディレクターで東京芸術劇場が主催する音楽祭、ボンクリ・フェスに、岡田さんが来てくださり、そこでの経験がこの音楽劇の最後の部分に反映されている、とおっしゃっていた。まさにその場所、東京芸術劇場で東京公演ができるのは運命なのだろう。より特別な舞台になると思う。
藤倉大(作曲家)
- 日程
- 2024年09月20日 (金) ~09月29日 (日)
- 会場
- シアターイースト
- 作・演出
- 岡田利規
- 作曲
- 藤倉大
- 出演
- 青柳いづみ、朝倉千恵子、川﨑麻里子、椎橋綾那、矢澤 誠、渡邊まな実
- 演奏
- アンサンブル・ノマド
- アフタートークのご案内
アフタートーク日時:9月22日 (日・祝)
登壇者(予定):岡田利規×川内倫子(写真家)
対象:上演回のチケットをお持ちの方
アフタートーク単体でのご予約は承っておりません。あらかじめご了承ください。
参加費:無料
- 川内倫子(写真家)
-
1972年、滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2023年にソニーワールドフォトグラフィーアワードのOutstanding Contribution to Photography(特別功労賞)を受賞など。国内外で数多くの展覧会を行う。主な著作に『Illuminance』(2011年)、『あめつち』(2013年)、『Halo』(2017年)など。近刊に写真集『やまなみ』『いまここ』(谷川俊太郎との共著)がある。2022〜2023年に東京オペラシティ アートギャラリーでと滋賀県立美術館で個展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」を開催した。
- 公演スケジュール
9月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 19:00
21 14:00
22 14:00
23 14:00
24 休演日
25 19:00
26 14:00◎
27 19:00
28 13:00
19:00
29 14:00
30 ◎:見えない・見えづらいお客様のための「音声ガイド」を実施(要予約)
日本語・英語オープン字幕(全日程)
下記日程終演後アフタートークあり(ご参加は当日チケットをお持ちの方に限ります)
9月22日 (日・祝) 岡田利規×川内倫子(写真家)
- チケット料金
- 【全席自由(入場整理番号付き)・税込み】
一般 6,000円 65歳以上 5,500円 29歳以下 3,500円 高校生以下 1,000円* 未就学児入場不可
65歳以上、29歳以下、高校生以下割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売りのみ取扱い(枚数限定・要証明書)。
一般料金のチケットで年齢割引の対象者様が入場されても差額の返金はできません。また、年齢割引のチケットで一般の方がご入場される際は、公演当日に受付で差額のお支払をお願いいたします。
鑑賞のサポート)にてご確認ください。
障害者手帳をお持ちの方は、割引料金でご観劇いただけます(要事前申込)。詳細は、東京芸術劇場ボックスオフィス、または東京芸術劇場webサイト(車いすでご鑑賞を希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご来場前に東京芸術劇場ボックスオフィスへお問合せください。
ヒアリングループ(磁気ループ)を作動します。
全日程でやむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報などに変更が生じる場合がございます。
営利目的の転売は固くお断りいたします。
公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
ご来場前に必ず当webサイト内の注意事項と本公演の最新情報をご確認ください。
【完売御礼】3演目セット券は予定枚数終了につき、販売終了しました
- 発売日
- 一般発売:2024年7月20日 (土)10:00~
- チケット取扱
【東京芸術劇場ボックスオフィス】
電話 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00) 国際電話および一部のIP及びプリペイド式携帯電話などからはご利用いただけません。
窓口 営業時間:休館日を除く10:00~19:00 WEB https://www.geigeki.jp/t/ 24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
【その他プレイガイド】
- スタッフ
音響:白石安紀
音響スーパーバイザー:石丸耕一(東京芸術劇場)
照明:髙田政義(RYU)
衣裳:藤谷香子(FAIFAI)
美術:dot architects
ドラマトゥルク:横堀応彦
技術監督:守山真利恵
舞台監督:湯山千景
テクニカルアドバイザー:川上大二郎(スケラボ)英語翻訳:アヤ・オガワ
宣伝美術:岡﨑真理子(REFLECTA, Inc.)プロデューサー:水野恵美(precog)、黄木多美子(precog)
プロダクションマネージャー:武田侑子
アシスタントプロダクション
マネージャー:遠藤七海
- お問合せ
- 東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く10:00-19:00)
委嘱:Wiener Festwochen
製作:Wiener Festwochen、一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:KunstFestSpiele Herrenhausen、Holland Festival、愛知県芸術劇場、独立行政法人国際交流基金
企画制作:株式会社precog
主催:東京芸術祭実⾏委員会[公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会協賛:アサヒグループジャパン株式会社