
芸劇eyes番外編・第2弾
God save the Queen
- 日程
- 2013年(平成25年)9月12日(木)~9月16日(月・祝)
- 会場
- シアターイースト
東京芸術劇場が注目する、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する芸劇eyesシリーズ。
番外編では、さらに若い選りすぐりの才能がショーケース形式で競演します。
大好評を博した第1弾の『20年安泰。』から2年、第2弾となる今回は、参加5団体すべての作・演出家が20代から30代の女性。
柔らかくて残酷な女性的側面と、ジェンダーを超えるクールで強靭な側面を持つ彼女たちが生み出す世界を、どうぞお見逃しなく!
『God save the Queen』 Facebookはコチラ
https://www.facebook.com/eyes.gsq
~『God save the Queen』に期待しています。~ 湯山玲子(著述家)
女の子の、いや、女性の感性がもてはやされた時代があった。
その心は、理性と論理にがんじがらめで、硬直した男性社会の制度から、女たちは疎外されているからこそ、自由で風穴を開けることができるという期待である。しかし、2013年の今現在、その目新しさは無く、かつてのオルタナティヴは例えば、「不思議ちゃん」という言われ方なんぞで、ひとつの紋切り型になってしまったし、 制度の中にも女性が様々に進出している今、 女性の感性はすでにそのある意味お気楽な表現の楽園を追われてしまったともいえる。
草食男子など女から逃走する男たちの前で、「いつかは王子様が」のロマンチック神話から逃げられない女たちは、婚活で憂鬱なため息をつく。更年期を過ぎても性的存在から降りようとしない美魔女、その一方で男子と同様ニ次元キャラに萌える女もいる。男と女の間のファンタジーが消え去った後の荒野で、 女たちによる演劇という表現は、荒れ狂うのか、諦観なのか、優しさなのか、トリッキーに世間を欺くのか、 皆目、見当がつかない。
まだ誰の意識にも上がっていない時代の言葉を坑道のカナリアのように予感しうるのが演劇だとすると、今回の芸劇eyes番外編『God save the Queen』のプログラムは、まさにタイムリー。
少女、母親、おばさん、老婆という立場だけではなく、多様なあり方と関係性を持つようになった女性たちが、 当の本人たちを通して照射する世界を、私自身も目撃してみたい。
日程
2013年(平成25年)9月12日(木)~9月16日(月・祝)
※本公演は、ショーケース形式で上演します。上演順は当日劇場にてご確認ください。
アフタートーク 決定!
司会:徳永京子(企画コーディネート)
9月13日(金)19時 豊崎由美(書評家、フリーライター)
9月14日(土)14時 町山広美(放送作家、コラムニスト)
9月14日(土)19時 湯山玲子(著述家)
9月15日(日)14時 本谷有希子(劇作家・演出家・小説家)
9月15日(日)19時 小田島久恵(音楽ライター)
出演者のプロフィールはコチラ
ステージ数
7
会場
シアターイースト
作・演出
各団体タイトル・出演者
うさぎストライプ
タイトル:『メトロ』
キャスト: 亀山浩史(うさぎストライプ) 李そじん 緑川史絵(青年団) 水野拓(青年団)
タカハ劇団
タイトル:『クイズ君、最後の 2日間』
キャスト: 橋本淳 伊藤直人
鳥公園
タイトル:『蒸発』
キャスト: 森すみれ(鳥公園) 野津あおい(サンプル)
ワワフラミンゴ
タイトル:『どこ立ってる』
キャスト: 北村恵 菅谷和美(野鳩) 多賀麻美 名児耶ゆり 原口茜
Q
タイトル:『しーすーQ』
キャスト: 飯塚ゆかり 坂口真由美 吉岡紗良 吉田聡子
うさぎストライプ出演予定の戸谷絵里さんと鳥公園出演予定の伊野香織さんは事情により降板することになりました。戸谷絵里さんの代役として李そじんさんが出演されます。
主宰からの作品紹介ほか各団体の詳細はコチラ
各団体タイトル・出演者
うさぎストライプ
タイトル:『メトロ』
キャスト: 亀山浩史(うさぎストライプ) 戸谷絵里 緑川史絵(青年団) 水野拓(青年団)
タカハ劇団
タイトル:『クイズ君、最後の 2日間』
キャスト: 橋本淳 伊藤直人
鳥公園
タイトル:『蒸発』
キャスト: 森すみれ(鳥公園) 野津あおい(サンプル) 伊野香織
ワフラミンゴ
タイトル:『どこ立ってる』
キャスト: 北村恵 菅谷和美(野鳩) 多賀麻美 名児耶ゆり 原口茜
Q
タイトル:『しーすーQ』
キャスト: 飯塚ゆかり 坂口真由美 吉岡紗良 吉田聡子
主宰からの作品紹介ほか各団体の詳細はコチラ
*本公演は東京文化発信プロジェクト事業です
インフォメーション
<芸劇ch>
芸劇chはコチラ