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NHK交響楽団 演奏会

NHK交響楽団 演奏会

スペインを代表する指揮者の一人、カサドは1977年生まれの41歳。オリジナル楽器オケの雄、フライブルクバロック管と定期的に共演、レコーディングを行う他、フィルハーモニア管、シカゴ響、ミュンヘンフィル、バイエルン放送響、ベルリン・フィルなど数々の名門オーケストラに定期的に客演、また、細川俊夫『松風』の初演を行うなど文字通り、ピリオドアプローチから現代音楽までを網羅する将来の楽壇を背負う逸材。

メインのチャイコフスキー交響曲第1番は親しみやすい旋律に溢れる代表作の一つ。第1楽章に『冬の旅の幻想』、第2楽章に『荒野の土地、霧の土地』と本人の筆による副題が添えられていることからも師走にライブで聴く醍醐味満点。カサドは2017年まで手兵であったセントルークス管とレコーディングを行うなど、この名曲を得意としており、前プロのR.コルサコフ『スペイン奇想曲』共々、世界屈指の機能性を有するN響との名演が期待できる。

ソリストで登場するハリトーノフは1998年サハリン生まれの21歳。7歳でモスクワフィルと共演、その後もロシアの名門オケで共演を重ねる天才。2015年のチャイコフスキー国際コンクールでは第3位入賞するなど新世代ロシアを代表する天才ピアニスト。独奏部の華やかな技巧、オーケストレーションが見事なロマン派音楽を代表するリストのピアノ協奏曲第1番の名演に期待が高まる。

本公演では今後ヨーロッパ楽壇を牽引していくであろう二人の逸材の“今”をN響との共演で聴くことができる絶好の機会である。

日程
2019年12月14日 (土)14:00 開演(ロビー開場13:00)
会場
コンサートホール
曲目
リムスキー・コルサコフ/スペイン奇想曲
リスト/ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
チャイコフスキー/交響曲第1番 ト短調『冬の日の幻想』
出演

指揮:パブロ・エラス・カサド
ピアノ:ダニエル・ハリトーノフ
管弦楽:NHK交響楽団

パブロ・エラス・カサド

パブロ・エラス・カサド
© Fernando-Sancho

ダニエル・ハリトーノフ

ダニエル・ハリトーノフ

NHK交響楽団

NHK交響楽団

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

助成:文化庁ロゴマーク

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|
独立行政法人日本芸術文化振興会