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東京芸術劇場 海外オーケストラシリーズ TDKオーケストラコンサート2020

ラトル&ロンドン交響楽団 公演中止

ラトル&ロンドン交響楽団 <span class="inline" aria-hidden="true">※</span>公演中止

この公演は、新型コロナウイルスの世界的蔓延により出演者の来日が難しくなったため、
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快進撃が続く、ラトル&ロンドン響による来日公演決定!
東京芸術劇場の音響空間に相応しい"至極"のマーラー「復活」!

ベルリン・フィルの音楽監督を経て今や押しも押されもせぬ、世界を代表するマエストロとなったラトルの東京芸術劇場への来演は、今から遡ること29年前。開館直後にメシアン『トゥーランガリラ交響曲』(前半にはヴァーレーズの「砂漠」!)を引っ提げ登場したバーミンガム市響による公演である。その後1994年10月には、同オケでアルゲリッチと共に来日公演(プロコフィエフのピアノ協奏曲とショスタコーヴィチ交響曲第15番!)を行い、彼ならではの挑戦的な(当時としては)プログラムを、明確なヴィジョンと驚くほどの高いクオリティで演奏し、東京のコンサートゴアーの度肝を抜いてきた。それから30年余り……世界を席巻したラトルがいよいよ満を持して、イングランドのトップオーケストラ、ロンドン響と共に芸劇に戻ってくる。曲目は当劇場コンサートホールの音響空間に相応しい大曲、マーラー交響曲第2番「復活」である。ソリストはラトルの信頼厚いドライジグ(ソプラノ)、とクールマン(メゾソプラノ)が帯同、合唱には2018年から井上道義&読響による『千人の交響曲』、マーラー交響曲第3番のコーラスを経験し、我が国の音楽界の未来を背負っていくメンバーを選抜する首都圏音楽大学合同コーラスが参加。ラトルはこの大曲をベルリンフィルを含め2回録音し、自身、最も思い入れのある作品と明言している。まさに至極の音楽体験を得られる一期一会の機会である。

日程
2020年09月29日 (火)19:00 開演(18:00ロビー開場)
会場
コンサートホール
曲目
マーラー/交響曲第2番 ハ短調 「復活」
出演

指揮:サー・サイモン・ラトル

ソプラノ:エルザ・ドライジグ

メゾソプラノ:エリーザベト・クールマン

合唱:首都圏音大合同コーラス
(合唱指導:サイモン・ハルシー、福島章恭)

管弦楽:ロンドン交響楽団

プロフィール
指揮:サー・サイモン・ラトル 
Sir Simon Rattle, Conductor

©Oliver Helbig

英国リヴァプール出身。1980年から98年までバーミンガム市響の首席指揮者や音楽監督を務め、2002年から18年までベルリン・フィルの芸術監督兼首席指揮者として同団を率いた。2017年からはロンドン響の音楽監督に就任し、ますます活動の密度を増している。
世界の超一流オーケストラに客演し、近年もロンドンの多忙な合間にロサンゼルス・フィルやフィラデルフィア管、バイエルン放送響から招かれている。ベルリン・フィル時代のザルツブルク・イースター音楽祭における《ニーベルングの指環》や《コシ・ファン・トゥッテ》《ペレアスとメリザンド》などの上演をはじめ、オペラでもメトロポリタン歌劇場やベルリン州立歌劇場などで《トリスタンとイゾルデ》やヤナーチェクの作品などを指揮、クリエイティブな活動を続けている。来シーズンにはベルリン・フィルとベートーヴェン《オリヴ山上のキリスト》、メトロポリタン歌劇場《ばらの騎士》、エクサンプロヴァンス音楽祭《ヴォツェック》などを振る予定。
70以上の録音をEMI(現ワーナー)から発表しており、ベルリン・フィルやバーミンガム市響との名盤のほか、ウィーン・フィルとのベートーヴェン「交響曲全集」や「ピアノ協奏曲全集」(ピアノ:ブレンデル)など、国際的な賞を受賞したものも多い。
1994年にはエリザベス女王からナイト勲章を、2014年にはメリット勲章を授与された。

ソプラノ:エルザ・ドライジグ 
Elsa Dreisig, Soprano

©Simon Fowler- Erato

パリ音楽院などで学び、2016年にドミンゴが創設したコンクール「オペラリア」の女性部門で第1位。同年のオペルンヴェルト誌では年間最優秀に、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジクでも新人賞に選ばれた。その後ロイヤル・オペラ「魔笛」でパミーナ役、エクサンプロヴァンス音楽祭「カルメン」でミカエラなどを歌い、世界の主要歌劇場で活躍。コンサートでもラトル指揮ベルリン・フィルとの「天地創造」や、W=メスト指揮ウィーン・フィルの公演にも出演している。

メゾソプラノ:エリーザベト・クールマン 
Elisabeth Kulman, Mezzo-soprano

©Marija Kanizaj

ウィーン国立音楽大学で学び、2001年に《魔笛》パミーナ役でデビューして以来、ウィーン国立歌劇場などで活躍。2005年からはメゾソプラノやアルトとして世界の主要オペラハウスでグルックからワーグナー、ヴェルディまで様々な諸役を歌ったが、2015年からはオペラの舞台を去り、深い美声と知性でコンサート活動に専念している。ラトル、ティーレマン、ヤンソンス、ブロムシュテット、アーノンクール、クルレンツィスといった錚々たる指揮者たちと共演し、再演を求められる名歌手。

首都圏音楽大学合同コーラス 
College of Music Festival Chorus

2018年10月東京芸術劇場でのマーラー『千人の交響曲』に際し、首都圏音大有志5大学による初めての合同コーラスとして始動。東京芸術劇場とミューザ川崎シンフォニーホールが毎年行っている『音楽大学オーケストラ・フェスティバル』のスピンオフとしてスタート。その理念として、日ごろ交流のない音楽大学声楽科学生の交流と、演奏会を通じた連携を目指している。

ロンドン交響楽団 
London Symphony Orchestra

©Ranald Mackechnie

1904年創設。「多くの人々に素晴らしい音楽を届けたい」という起業家精神のもと楽団員により運営されている、英国最高にして世界屈指のオーケストラ。厚みのある弦、腕利き揃いの管などから、エネルギッシュかつ品格ある伝統のサウンドをもって卓越した芸術性を発揮、絶えずその時代の一級の演奏家たちと名演を繰り広げている。そのほか現代曲の普及、支援にも情熱を注ぎ、英国の主要作曲家たちに新たな作品を定期的に委嘱、また若手指揮者の育成にも取り組んでいる。
2017年からサー・サイモン・ラトルが音楽監督を務め、より演奏の密度を増し、ほかにも首席客演指揮者にジャナンドレア・ノセダとフランソワ=グザヴィエ・ロト、桂冠指揮者にマイケル・ティルソン・トーマスを擁している。1982年以来バービカン・センターのレジデントであり、年間50~60回におよぶコンサートを行い、世界の音楽都市も定期的に訪れる。教育にも深く関り「LSOディスカバリー」を展開、メディアでも最先端をいき、自主レーベルの「LSOライヴ」は大成功で、オーケストラ公演のライヴ録音の普及の在り方に革命をもたらした。「スター・ウォーズ」「ハリー・ポッター」「英国王のスピーチ」などの映画音楽でも有名である。彼らの多岐にわたる活動は、アーツ・カウンシルやシティ・オブ・ロンドンの助成や民間セクターの戦略的パートナーからの支援で成り立っている。

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場、フジテレビジョン

特別協賛:TDK株式会社

後援:ブリティッシュ・カウンシル

協力:株式会社ワーナーミュージック