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RooTS Vol.04

あの大鴉、さえも

あの大鴉、さえも

撮影:引地信彦

現代演劇のルーツといえるアングラ世代の戯曲を 若手・気鋭の演出家が大胆に現代の視点で読み直す、東京芸術劇場人気企画「RooTS」。 第四弾は、竹内銃一郎の80年の傑作「あの大鴉(おおがらす)、さえも」をカンパニーデラシネラの小野寺修二演出で上演いたします。男が三人ガラスを運んでいるのだが、どこに運ぶのか定かでない、そして届け先には入り口が見当たらない、という「ゴドーを待ちながら」を思わせるシュールで不条理な内容ながら、大の大人が汗だくになってガラスを運ぶ『体(てい)』(=エアー)で芝居をする演劇的な愉快さが初演時大きな評判を呼び、岸田戯曲賞を受賞した竹内の代表作です。設定がシンプルなだけに、三人の俳優の組み合わせ、どのような肉体表現で見せるかに成否がかかるこの作品を、フィジカルシアターといえばこの人をおいて他にはいない小野寺修二が手掛けます。 そして男性三人芝居として書かれたこの作品を演じるのは、 なんと超個性派・実力派の三人の女性、小林聡美、片桐はいり、藤田桃子です。 2016年、女たちの上にガラスの天井はあるのか? 何のために、何を目指して、女たちはガラスを運ぶのか?

日程
2016年9月30日(金)~10月20日(木)
ステージ数
23ステージ
会場
シアターイースト

竹内銃一郎

上演台本

ノゾエ征爾

演出

小野寺修二

出演

小林聡美 片桐はいり 藤田桃子

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企画制作:東京芸術劇場 
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
   東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

   アーツカウンシル東京

助成:文化庁ロゴマーク平成28年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業