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芸劇+トーク

朗読「東京」 第六回

朗読「東京」 第六回

2014年にスタートした“東京”をテーマにしたリーディング企画。
短編、戯曲、エッセイなど古今の名作に描かれた“東京”を俳優が朗読し、読後のトークで自分の“東京”をそれぞれが語る、二部構成でお贈りいたします。
生まれ育った人にとってのわが町“東京”
外から来て東京に暮らす人にとってのわが町“東京”
それぞれの距離感で語られる“東京”と、読まれる物語から、この町のさまざまな顔をご覧いただけます。

日程
2019年01月24日 (木) ~01月26日 (土)
ステージ数
3
会場
シアターイースト
出演
A:1月24日(木)19:00

出演:西田尚美 × 豊田エリー

朗読作品:川上弘美 著「此処彼処」

この世界には『自分に属すると決めたこういう場所がある』
女性である著者の繊細な観察眼でときに切なく、ときに懐かしく、ときにドキドキと東京の具体的な地名での思い出が綴られるほっこりエッセイ。


稽古場よりコメントが届きました。2019.1.18

西田尚美

リハーサルをやってみたら、やはりちょっと緊張した。
良いところで噛んでしまったり、よれてしまったり。
本番は出来るだけ家で読んでるくらいのリラックスした状態で読みたい。
噛んだりするかもしれないけど、あの生の空気を感じてもらえたら、と思います。

西田尚美

豊田エリー

東京。私はこの街に生まれ育ちました。「此処彼処」を通し、私にとっての東京は…、と様々なことが想起され、時間旅行をしているような感覚に浸っています。
皆様それぞれの“東京”を感じていただけたら嬉しいです。

豊田エリー

B:1月25日(金)19:00

出演:佐々木蔵之介 × 八十田勇一

朗読作品:沢木耕太郎 著「長距離ランナーの遺書」

1964年の東京オリンピック、マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉は27歳の若さで自ら命を絶ってしまう。「もうこれ以上走れない」と書かれたあまりにも哀切な遺書を残して…夭折したマラソンランナーの生涯を追ったノンフィクション作品。


コメントが届きました。2019.1.25

佐々木蔵之介

円谷幸吉が自ら命を絶って51年になります。栄光と挫折を経て、時代に翻弄された一人のアスリート。この作品で彼の生き様に触れ、来たる2020年に繰り広げられる東京の景色の色合いが変わって見えて来ました。此度の朗読は、円谷のマラソン人生に伴走するつもりで臨みます。

佐々木蔵之介

八十田勇一

蔵之介くんの高貴な声に比べて、ボクの声はなんと庶民的か?!でもこの声だからこそ蔵之介くんのパートナーに選ばれたんだと稽古で実感しました。実際にあった歴史の1ページです。過不足なく演じたいと思います。泉さんとのトークも楽しみです!

八十田勇一

C:1月26日(土)15:00

出演:板尾創路 × 梶原善

朗読作品:町田康 著「東京飄然」

大阪の梅田で食べた串カツにまつわる〝出来事〟がどうしても忘れられない主人公は東京で串カツを求め歩くことになる。理由もなくあてどなく旅にでて、風の吹くまま気の向くままに瓢然と新橋や銀座を歩く男の物語。


コメントが届きました!2019.1.25

板尾創路

朗読劇の舞台は初めてで、なんの自信もありませんが、稽古をしてみて、本番は楽しいだろうなと、なんの根拠もなく思う自分がいます。
六歳の娘がいますが、彼女に聞かせるつもりで、当日は頑張ります。飄然と…

板尾創路

梶原善

今回、このお話を頂いた時 正直、二の足を踏んでいた。だって朗読と言うものは役者の実力がもろに試される。しかも私は、朗読なるものをした事がない。がしかし、今回の演目の東京飄然を読んですぐにお受けした。“おもしろい朗読してみたい”そう思ってしまったのである。楽しみですね。

梶原善

トーク聞き手
泉麻人
泉麻人

東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、東京ニュース通信社に入社。「週刊TVガイド」「ビデオコレクション」の編集者を経て独立。「ポパイ」等の雑誌を中心にコラムを発表する一方、テレビにも出演し、コメンテーター、司会等を務める。最新刊は「東京23区外さんぽ」。ほか「大東京23区散歩」「東京いい道、しぶい道」など東京をテーマにした著書が多い。

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

助成:文化庁ロゴマーク

平成30年度文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会