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芸劇eyes番外編・第2弾

God save the Queen

God save the Queen

illustration:田中海帆

東京芸術劇場が注目する、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する芸劇eyesシリーズ。
番外編では、さらに若い選りすぐりの才能がショーケース形式で競演します。
大好評を博した第1弾の『20年安泰。』から2年、第2弾となる今回は、参加5団体すべての作・演出家が20代から30代の女性。
柔らかくて残酷な女性的側面と、ジェンダーを超えるクールで強靭な側面を持つ彼女たちが生み出す世界を、どうぞお見逃しなく!

 

 

 

 

『God save the Queen』 Facebookはコチラ

https://www.facebook.com/eyes.gsq

 

 

~『God save the Queen』に期待しています。~ 湯山玲子(著述家)

女の子の、いや、女性の感性がもてはやされた時代があった。

その心は、理性と論理にがんじがらめで、硬直した男性社会の制度から、女たちは疎外されているからこそ、自由で風穴を開けることができるという期待である。しかし、2013年の今現在、その目新しさは無く、かつてのオルタナティヴは例えば、「不思議ちゃん」という言われ方なんぞで、ひとつの紋切り型になってしまったし、 制度の中にも女性が様々に進出している今、 女性の感性はすでにそのある意味お気楽な表現の楽園を追われてしまったともいえる。

草食男子など女から逃走する男たちの前で、「いつかは王子様が」のロマンチック神話から逃げられない女たちは、婚活で憂鬱なため息をつく。更年期を過ぎても性的存在から降りようとしない美魔女、その一方で男子と同様ニ次元キャラに萌える女もいる。男と女の間のファンタジーが消え去った後の荒野で、 女たちによる演劇という表現は、荒れ狂うのか、諦観なのか、優しさなのか、トリッキーに世間を欺くのか、 皆目、見当がつかない。

まだ誰の意識にも上がっていない時代の言葉を坑道のカナリアのように予感しうるのが演劇だとすると、今回の芸劇eyes番外編『God save the Queen』のプログラムは、まさにタイムリー。

少女、母親、おばさん、老婆という立場だけではなく、多様なあり方と関係性を持つようになった女性たちが、 当の本人たちを通して照射する世界を、私自身も目撃してみたい。

 

 

日程
2013年(平成25年)9月12日(木)~9月16日(月・祝)
ステージ数
7ステージ
会場
シアターイースト
作・演出

参加団体(作・演出):     うさぎストライプ(大池容子)→劇団HPはコチラ

God save the Queen

撮影:引地信彦

 タカハ劇団(高羽彩)→劇団HPはコチラ

 鳥公園(西尾佳織)→劇団HPは コチラ

 ワワフラミンゴ(鳥山フキ)→劇団HPはコチラ

 Q(市原佐都子)→劇団HPはコチラ

 ※五十音順

各団体タイトル・出演者

うさぎストライプ
 タイトル:『メトロ』
 キャスト: 亀山浩史(うさぎストライプ) 李そじん 緑川史絵(青年団) 水野拓(青年団)

タカハ劇団
 タイトル:『クイズ君、最後の 2日間』
 キャスト: 橋本淳 伊藤直人

鳥公園
 タイトル:『蒸発』
 キャスト: 森すみれ(鳥公園) 野津あおい(サンプル)

ワワフラミンゴ
 タイトル:『どこ立ってる』
 キャスト: 北村恵 菅谷和美(野鳩) 多賀麻美 名児耶ゆり 原口茜

Q
 タイトル:『しーすーQ』
 キャスト: 飯塚ゆかり 坂口真由美 吉岡紗良 吉田聡子

うさぎストライプ出演予定の戸谷絵里さんと鳥公園出演予定の伊野香織さんは事情により降板することになりました。戸谷絵里さんの代役として李そじんさんが出演されます。

主宰からの作品紹介ほか各団体の詳細はコチラ

*本公演は東京文化発信プロジェクト事業です

東京文化発信プロジェクト

【東京文化発信プロジェクトとは】東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクトです。都内各地での文化創造拠点の形成や子供・青少年への創造体験の機会の提供により、多くの人々が新たな文化の創造に主体的に関わる環境を整えるとともに、国際フェスティバルの開催等を通じて、新たな東京文化を創造し、世界に向けて発信していきます。