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共生社会をめざす芸術活動

東京ホワイトハンドコーラス

東京ホワイトハンドコーラス

歌声のなかに入って、からだで表現してみよう!大舞台に立って、世界と交流してみよう!


東京ホワイトハンドコーラスは、東京芸術劇場とエル・システマジャパンが、駐日ベネズエラ大使館、トット基金 日本ろう者劇団の協力を得て立ち上げた、障害の垣根を超えたインクルーシブなコーラスグループです。2017年度に聴覚障害の子どもたちを中心にスタートし、2018年度からは視覚障害の子どもたちも迎え、障害の概念を超えて美しい音楽を一緒につくりあげる素晴らしさ、みんなと分かちあう楽しさを追求しています。参加費はどなたも無料で、保護者やごきょうだいもご参加いただけます。
「東京ホワイトハンドコーラス」は、共生の理念に基づいた継続的な活動を目指し、徐々に参加者の対象を広げ、障害の有無に関わらず希望する子どもは誰でも参加できる仕組みを整えていきます。

ホワイトハンドコーラスとは
南米ベネズエラでホセ・アントニオ・アブレウ博士によって始められた、社会変革を目指した音楽教育「エル・システマ」。家庭の経済状況にかかわらず、すべての子が無償で集団での音楽教育が受けられる仕組みが原点で、子どもたちが、自ら協調性や、規律を学びながら、目標に積極的に取り組んでいく姿勢を育んでいくことによって、希望や誇りをもてることを目的としています。この活動は、世界的に活躍する若手指揮者グスターボ・ドゥダメルなど多くの一流音楽家を輩出しているだけでなく、子どもたちを犯罪や暴力から守り、学業面も含めてポジティブな影響を与えてきていることで、ユネスコ、米州開銀等の外部機関からも評価されています。2016年1月時点で、60以上の国・地域で展開しています。東京芸術劇場は、「エル・システマ」の理念に共感し、2008年から定期的にその活動を紹介するフェスティバルを開催してきました。

ホワイトハンドコーラスは、ベネズエラのエル・システマで1995年に誕生した、障害の有無に関わらずすべての子どもが活動できる合唱隊です。聴覚障害や自閉症、発声に困難を抱える子どもの参加を重視し、発声の可能な子どもは“声の歌”で、発声の難しい子どもは白い手袋をはめて行う“手歌(パフォーミング・アーツ)”で参加し、白い手袋をして歌の世界を生き生きと表現することから、ホワイトハンドコーラスと呼ばれています。

東京芸術劇場では、2013年のエル・システマ・フェスティバルにてホワイトハンドコーラスのシンポジウムを、また、2015年には一般の参加者を対象としたワークショップを開催し、2017年から(一社)エル・システマジャパンと共同で「東京ホワイトハンドコーラス」をスタートしました。
東京ホワイトハンドコーラスのビジョン
東京ホワイトハンドコーラスのビジョン

日本では、障害のある子どもが主体的に参加できる芸術活動はまだ限られています。聞こえない子どもも見えない子どもも、みんな豊かな表現の世界を持っていますが、自分とは異なる障害を持つ子どもや、障害の程度が違う子ども、障害のない子どもが互いに交流する機会はあまりありません。実際に子どもたちの状況は様々で、みんながコミュニケーションをとれる場には工夫が必要です。例えば、聴覚障害でも、聞こえない子、少し聞こえる子、異なる手話をつかう子、読話のできる子、先天的・後天的など、いろいろな背景の子どもがいます。
「東京ホワイトハンドコーラス」は、スタート当初は聴覚障害の子どもたちを中心に、2018年からは視覚障害の子どもたちも迎えて活動しています。徐々に聴覚、視覚以外の困難さに向き合う子どもたちや、共同合唱に心を寄せる人たちが、誰でも参加できる仕組みを作ることを目標としています。

また、エル・システマの音楽教育はグローバルに展開しており、国際交流の機会も多くあります。2017年10月に開催したエル・システマ・フェスティバルには、ベネズエラからホワイトハンドコーラスの代表メンバーと、障害を持つメンバーが中心のヴォーカル・アンサンブル「ララ・ソモス」が来日。未就学から高校生までの東京ホワイトハンドコーラスメンバー11人は、エル・システマジャパンの「相馬子どもコーラス」とともに一緒に参加し、共演しました。
今後は、さまざまなコラボレーションも促進しつつ可能性を広げ、東京オリンピック& パラリンピックの文化芸術プログラムへの参加も検討しています。それ以降もさまざまな演奏者、団体と交流し、共感の輪を広げながら、社会へ向けて子どもたちが多様性のすばらしさを発信してゆける活動を予定しています。

東京ホワイトハンドコーラス国際交流の様子

エル・システマ・フェスティバル2017で
ベネズエラのホワイトハンドコーラスメンバーと

指導者紹介
東京ホワイトハンドコーラス指導者写真

写真左から、コロンえりか、レオナルド・メンデス(ベネズエラの特別支援プログラムディレクター)、井崎哲也

コロンえりか Colon Erika
エル・システマジャパンスペシャルアドバイザー/東京ホワイトハンドコーラス指導担当

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。同年ウィグモアホールデビュー。モーツァルト・フェスティバル(ブリュッセル)、宗教音楽祭(フィレンツェ)、日英国交150年記念メサイア(ロンドン)でソリストを務めるなどヨーロッパと日本を中心に国際的に活躍するソプラノ歌手。これまでパリ・オペラ座メンバー、国内の主要オーケストラはじめ、キリ・テ・カナワ、ジョーン・バエズなどと共演。代表曲は父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」でCD出版されている。聖心女子大学在学中は「聴覚障害の子どもと音楽」について研究し、ワークショップを行なったり、コンサートで共演するなど長年関心をもって取り組んでいる。現在4児の母。

井崎哲也 Tetsuya Isaki
東京ホワイトハンドコーラス指導担当

佐賀県出身。東京教育大学付属ろう学校美術科卒。1979年、東京パントマイム研究所でパントマイムを学び、1980年には「東京ろう演劇サークル」(1981年に「日本ろう者劇団」に改称)の設立に参加する。1982年よりアメリカ合衆国のプロろう者劇団「ナショナルシアター・オブ・ザ・デフ」のメンバーとして1年半参加したのち、日本ろう者劇団に復帰。日本ろう者劇団の代表代行を務めている。NHK教育テレビジョンの手話講座番組『NHKみんなの手話』に講師として出演していたほか、1995年の日本テレビのドラマ『星の金貨』への手話指導も手がけた。2009年の映画『ゆずり葉ー君もまた次のきみへー』には、ろうあ連盟の大川事務局長役で出演している。(社福)トット基金 日本ろう者劇団顧問、トット手話教室講師。

𡈽野研治 Kenji Tuchino
東京ホワイトハンドコーラス指導担当
圡野研治

1955年東京生まれ。NHK東京放送児童合唱団第13期生に在籍し放送やレコーディングに参加した。1978年国立音楽大学声楽科卒業。NHK洋楽オ-ディション(1981年)、日本演奏連盟新人オ-ディション(1984年)に合格。東京(ルーテル市谷センター、音楽の友ホール)、京都(清水寺円通殿大講堂)などで独唱会を行っている。1978年から埼玉県内の特別支援学校に勤務し音楽療法の実践研究を行う。その業績に対して、第2回音楽教育振興賞、埼玉県教育委員会教育長表彰、下總晥一音楽賞を受賞。 2009年にスカンジナビア・ニッポン ササカワ財団の助成により「日瑞音楽交流プロジェクト」を設立し、東京(2009年・2013年)、マルメ、ナッカ(2010年)などでコンサートおよび音楽療法士との交流を行った。現在、日本大学芸術学部教授、平成音楽大学客員教授、日本音楽療法学会常任理事、日本芸術療法学理事、日本演奏連盟会員、日本仏教看護ビハーラ学会会員。著書に「心ひらくピアノ~自閉症児と音楽療法士との14年」「障害児の音楽療法-声・身体・コミュニケーション」(春秋社)がある。

メンバー
小~高校生(小・中学生中心)
2018年度の活動予定

■週末教室
月1~2回日曜に、主に東京芸術劇場にて教室を開催します。
下記の発表会(コンサート)を目標に、さまざまな発表の場があります。
手話での参加可、いずれも参加費はかかりません。

東京ホワイトハンドコーラス 声隊の練習

声隊の練習風景

東京ホワイトハンドコーラス サイン隊の練習

サイン隊の練習風景

■発表会
エル・システマ・フェスティバル2018 
ガラコンサート

日時:2018年12月1日(土)15:00開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール

2017年度の活動

■週末教室
月1~2回、東京芸術劇場にて週末教室を開催しました。

■発表会
エル・システマ・フェスティバル2017 
エル・システマ ガラ・コンサート

日時:2017年10月22日(日)14:00 開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール

<第1部:東京ホワイトハンドコーラスと共に>

・唱歌の四季より(編曲:三善晃)
1.紅葉 2.雪

・『五つのこどもうた』"Five Nursery Rhymes"より
(原詩:まど・みちお/英訳詩:皇后 美智子/作曲:上田真樹)

1.Moonlight「つきのひかり」
2.When I Sing a Song「うたを うたうとき」
3.Little Bird「ことり」

<アンコール>

・アヴェ・ヴェルム・コルプス

・アルマ・ジャネーラ

東京ホワイトハンドコーラス練習3

週末教室:ガラ・コンサートへの練習

東京ホワイトハンドコーラス練習2

週末教室:ピアノに触ってみよう

エル・システマ・フェスティバル2017 ガラ・コンサート

相馬子どもコーラスとともに (C)Hikaru.☆

エル・システマ・フェスティバル2017 ガラ・コンサート

全員でアンコール (C)FESJ/2017/Koichiro Kitashita

お問合せ
一般社団法人エル・システマジャパン
03-6280-6624
whc#elsistemajapan.org (#は半角の@に置き換えてください)

主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人エル・システマジャパン

協力:駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使館、トット基金 日本ろう者劇団

協賛:ダウ・ケミカル日本株式会社、アサヒグループホールディングス株式会社、キッコーマン株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社シグマクシス、Water Dragon Foundation

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