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東京芸術劇場Presents

クラシカル・プレイヤーズ東京 演奏会

日程
2014年06月21日 (土)15:00 開演(ロビー開場14:00)
※有田&仲道によるプレトークあり(14:30~)
ステージ数
会場
コンサートホール
曲目

メンデルスゾーン/『夏の夜の夢』序曲 ホ長調 op.21

モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
シューベルト/交響曲第7番 ロ短調 D759 「未完成」

出演

指揮:有田正広 
フォルテピアノ:仲道郁代
管弦楽:クラシカル・プレイヤーズ東京(オリジナル楽器使用)

※ソロ・コンサートマスター:豊嶋泰嗣

プロフィール
有田正広(指揮) Masahiro Arita, Conductor
有田正広

古楽器と現代楽器の双方を駆使した広範な活動を繰り広げる、日本が世界に誇る国際的な音楽家の一人。1989年「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」を結成し、指揮者としても活動を開始。2006年には、モーツァルトのフルートと管弦楽のための作品を全曲録音するとともに、東京芸術劇場で定期的に演奏会を開催。2009年4月には、ロマン派までをレパートリーとする日本初のオリジナル楽器によるオーケストラ「クラシカル・プレイヤーズ東京」を結成。2010年3月~翌8月にショパンのピアノ協奏曲第1番、第2番(ピアノ:仲道郁代)をオリジナル楽器による日本初演というわが国の演奏史上に記憶される演奏会を開催した(同時に世界初となるプレイエルでの録音を行う)。その姿勢は、新たな音楽的創造を常に探求し、古楽器と現代楽器の枠を超えた新たな音楽的創造の領域へとさらに活動の場を広げている。

 現在、精力的な演奏活動や研究活動とともに、昭和音楽大学、桐朋学園大学で後進の指導にあたっている。

仲道郁代(フォルテピアノ) Ikuyo Nakamichi, Fortepiano
仲道郁代

(C) Kiyotaka Saito

国内外での受賞を経て1987年ヨーロッパと日本で本格的にデビュー。リサイタルも全国各地で開催しており、中でも「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」とレコーディングは、作品への真摯な取り組みと音楽性が高く評価され「ベートーヴェン弾き、仲道郁代」という評価を確固たるものとしている。近年は、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの各シリーズ企画、毎年恒例となったサントリーホールでのコンサートなどが好評を得ている。

他にも、子どもたちに音楽との幸せな出会いをして欲しいとスタートしたプログラム「不思議ボール」、各地の学校を訪問するアウトリーチ活動など、魅力的な内容とともに豊かな人間性がますます多くのファンを魅了している。

レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、クラシック音楽としてはこれまでにないヒットを記録したアルバムなど多数のCDをリリースしている。ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30.31.32番は、2007年度第45回レコード・アカデミー賞(器楽曲部門)を受賞。

著作には『ピアノの名器と名曲』、『ショパン 鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社刊)等がある。テレビ番組、新聞、雑誌、ラジオなどメディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。

2003年からは、地域社会の活性化と音楽文化の発展を目指し、一般財団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、2012年からは桐朋学園大学教授としても、積極的に活動している。

オフィシャル・ホームページ http://www.ikuyo-nakamichi.com

クラシカル・プレイヤーズ東京(オリジナル楽器使用)
Classical Players Tokyo, Original Instruments
クラシカル・プレイヤーズ東京

有田正広音楽監督・指揮のもと、日本最初の本格的な古楽器オーケストラ「東京バッハ・モーツアルト・オーケストラ」は1989年4月に結成され2009年3月公演もって20年の歴史の幕を閉じました。その後「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」のメンバーを中心に2009年6月に「クラシカル・プレイヤーズ東京」 と改称しバロック、古典派にロマン派のレパートリーを加え、活動を開始。第1回目の公演はメンデルスゾーンの生誕200年記念としてヴァイオリン協奏曲(堀米ゆず子)とべートーヴェンの「英雄」交響曲を有田正広氏の最新の研究成果を基にピリオド楽器で演奏され大きな話題となりました。続く2010年は仲道郁代を迎えショパンのピアノ協奏曲2曲を1841年製作のプレイエルにより日本初演(オリジナル楽器)、同時にレコーディングも行いました(発売中)。「クラシカル・プレイヤーズ東京」の活動は歴史的資料に基づいた解釈とその演奏という、日本のクラシック音楽界に新しい一条の光を当て、日本の管弦楽演奏史のエポックメイキングとなっています。

豊嶋泰嗣(ソロ・コンサートマスター)
豊嶋泰嗣(Yasushi Toyoshima)

桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。86年、大学卒業と同時に新日本フィルのコンサートマスターに就任。その後もサイトウ・キネン・オーケストラ等でコンサートマスターを務めている。ソリストとしては、ベルリン放響、モスクワ・ソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管等、国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者としては、ハレー・ストリング・クァルテットを結成し、00年までカザルスホールのレジデントクァルテットを務めた。現在アルティ弦楽四重奏団のメンバーとして活躍。スターン、ヨーヨー・マ、アルゲリッチ、ズッカーマン、マイスキー等との共演を重ねている。
現在、新日本フィルソロ・コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管コンサートマスター、九州交響楽団桂冠コンサートマスター。
91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。京都市立芸術大学准教授。1719年製 アントニオ・ストラディバリウスを使用。

主催:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁ロゴマーク平成26年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業
    公益財団法人朝日新聞文化財団